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大田区 都湯

2021.7.22.

今日の二軒目は、「第二栗の湯」から徒歩5分ほど。
一旦、身体中の汗がランニングと温冷交互浴で無くなったからか、てくてく歩いても爽やかな気分。
おお、煙突も素晴らしい!

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フロントのおじいさんに例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取。
前オーナーが二代経営し、現在の店主が引き継いでいるので、同屋号でのカウントとしては三代目となる。ご主人のお父様は川崎で銭湯を開き、現在は店主のお兄さんが経営しているとのこと。他にもご親族による経営店として川崎に「みゆき湯」(廃業と思われる)、「星乃湯」があるとか(「星乃湯」リンクは店主には未確認)。ちなみに店主のお祖父さんは、新潟県ご出身で元は大工として上京したのだそう。もしかしたらお祖父さんが手がけた銭湯もあったのかもね。

脱衣所で聴取内容をメモしていると、常連さんに「その地図私も持ってる!」と話しかけられる。近場のおすすめなどを情報交換。やはり「ますの湯」は人気だね。いずれ行ってみなければ。

浴場は、正面に丸山清人画伯の堂々たる富士山。まだ描いてから一年経っていないくらいかな、とってもきれい。水辺とのバランスもよくて、ぜひ見てほしい。中島画伯との見分け方は、またいずれ。
手前にカランと立ちシャワーが一基あり、左からドライサウナ、水風呂、奥に電気風呂の仕掛けてある香り濃いめの宝寿湯、ショルダーバス、ジェットバス、座風呂のレイアウト。

電気は、常連さん曰く向かって左側が強めなのだそう。きっかりセンターではほぼなにも感じないが、湯船に他にもお二人いて、万が一押されたりしないか不安で仕方がないので、脱出。ショルダーバスはかなり弱いのだが、みなさんゆったり解されている。

サウナでは、75歳と仰る常連さんに、おそらくお嫁さんのことで相談される。私も、同世代の別の方も、常連さんのマジな気配にやや気を遣いつつ、みのもんたばりに「奥さん!意見を伺いたい」なんて言われても「大変ですね」としかいえない。ちなみに砂時計はアチチなのでご注意を。その方が出た後は、恒例の「走ってきましたトーク」で同室に居合わせた方の心をがっちり掴み、銭湯のおすすめを事情聴取。いい汗をかきつつ、出てすぐの水風呂は世田谷区三軒茶屋「駒の湯」サイズで、ややぬるめでずっと入っていられるけれど、次の方が来たらさっと上がるマナーのよさもある。

そう、常連さんたちがみんなやさしい。サウナの設定や水風呂の温度などに無頓着な私にとって、いい銭湯の定義は、いいお客さんに愛されているお店であること。
たまたまカランの横に座った方が、瓶から何かを出していたので聞いてみると、自作の化粧品なのだという。酵素塩とたまごの白身と蜂蜜のスクラブで「使ってみる?」と聞かれて、匂いを嗅いでみると変な匂いがしないでもないので「あ、ちょっとだけ」と手につけて洗うとツルツルした。気に入ったように思われたのか、瓶にちょっとお裾分けを貰ってしまった祝日の昼。

サウナ:7分 × 3
水風呂:3分 × 3
休憩:3分 × 3
合計:3セット
サ 90℃ 水 24℃

フロントも広々、いい銭湯。

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お遍路番号 大田 24
住所 〒146-0092
大田区下丸子4−3−11
電話番号 03-3759-7575
ホームページ
アクセス 東急多摩川線「下丸子」駅 徒歩3分
休日 月曜 ※祝日の場合は翌日休
営業時間 14:30−24:00

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