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世田谷区 天狗湯

2020.12.04.

今日も在宅勤務の後に。

笹塚で食糧を買い込む。お刺身は、今日は太っ腹!中トロとタコとスズキ。そして、フランキーという人気惣菜店で焼き鳥とタケノコ煮と大根煮も。さらに並びのお店でモンブランとかぼちゃタルト。あーあ、散財しちゃったなあと思いながら、下高井戸まで戻り、世田谷線で「世田谷」駅まで。

てくてく5分ほどで、すぐ着いた。例によって回数券でお支払いし、スタンプをいただきつつの姉妹店チェック。杉並区「秀の湯」は親族経営とのこと。お風呂あがりにもう少し、事情聴取をしなければ。

脱衣所、浴場と見ていると、どうも作りが区内の「鶴の湯」に似ている気もする。最近チェックを怠っていたけれど、御釜ドライヤーもあり、ニンマリ。浴場は、手前にはカラン、奥は左から、エステジェットとジェットバスと白湯、やや熱湯には上がり框(かまち)ありのバイブラ湯は死角になっており個室のように入ることができる。その並びにはバイブラ薬湯で、今日はワイン風呂。そして立ちシャワーが両側に一つずつある。みんな、ぎゅうぎゅうになりすぎないようにタイミングを見計いつつ、ワイン風呂を狙っているのが見て取れる。私も貸切を狙い、ぬるめのワイン風呂をいただきます。あー、気持ちいい。日替わり言って、やっぱり楽しい。ここは、ジェットはゆるめだけれど、上がり框が堪りませんね。水風呂はないので、カランの冷え冷え水でクールダウン。しっかりと交互浴を楽しむ。

お風呂を上がり、フロント前のおじさんを事情聴取。三代目だそうで、東京ご出身のおじいさんが脱サラ後にご本人の名前の一部を取った「秀の湯」を創業し、その弟さんが引き継いで今に至るのだそう。おじいさんは続けて、昭和3年にこちらの営業軒と建物を大地主から買い受けて、昭和6年に道路拡張で少し移動してこちらを再建。当時、戦前は風呂屋ができると、そのお客さんを目当てに町ができていった時代。創業時には野っ原だったところに、世田谷の町ができて人も集まるようになったのだとか。

ちなみに店名は、最初に譲り受けた際、あるお客さんがお湯に浸かって顔だけ真っ赤になっていたところから、「天狗」の名前をつけたのだそう。また、同じ区内の「八幡湯」「栄湯」「鶴の湯」とは設計が同じなので、似ているかもしれないねとおっしゃる三代目。「また来ます!」というと外まで出てくれて、飴ちゃんをくれた。そして、屋根は創業時のものだけれど、10年前に改修をした際に、危ないので瓦は外したこと、煙突は四代目だけれど現在はガス焚きなことなどを教えてくれた。

本当にいい湯でした!と再訪を約束して帰りました。あー、いいお風呂だ。

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