見出し画像

目黒区 大黒湯

2020.12.20.

今日はしっかり9kmランニング。今年は本当に走りはじめて、こんなに走った日々は、中学生以来じゃあなかろうか。当時だって、短距離だったから、月間300kmも走ったことなんてなかった。なんなら、私がこれまで、そして、これからの生涯、300km運転なんて無さそう、というくらい、走った。なんの話だよ。

今日は夕方、三軒茶屋の祖母宅で待ち合わせまで、半日別行動なので、ランニング後に洗濯・掃除などをして、渋谷経由は東急東横線「祐天寺」駅からてくてく10分程度のこちらに。

15時開店とのことで、三軒茶屋までは歩くので、15:45までの滞在予定。両側から松の顔出す千鳥破風。降ろされたシャッター前で待っていると、5分ほど前に開店ガラガラ。寒いので、ありがたや!

例によって回数券でお支払いし、スタンプをいただく。おお、ラスト一軒。感激だなあ。今年の夏は頑張ったなあ。感激も一入。

脱衣所を見上げると、折上格天井。美しい高さだ。すごく高いと思う。都内でも有数の高さではないか。一番風呂の常連さんたち、丸籠に着替えなどを入れて、身支度の早いこと!

浴場は、手前にカランとシャワー台、奥の湯船は、左にはジェットバス二席、右の湯船は下がつながっているが、深い白湯。いずれも熱湯だ。43度くらいかな、今日みたいな日はとっても温まる。奥のペンキ絵は、おそらく丸山清人さんの富士山ではないかな。そして、その下のタイル絵は鯉の絵柄で、九谷焼の鈴栄堂だ。章仙ではないようで、左谷と読めたが、合っているのかな?ちなみに、洗い場では、プラスチックの桶もあるが、木桶も6つくらい並んでいて、思わず手に取ってしまった。毎日使っているものよりも、愛着が湧くなあ。なんでこんなにきれいなんだろう。手入れのなせる技だとしか思えない。

貼り紙にもあったけれど、ここは、熱湯を好む常連さんたちのお店。しっかり温まり、カランの水をかぶっての交互浴が気持ちいい。やはり、冬の一番風呂はいいものだねえ。天井はやっぱり高く、天井脇の窓を見やると、外に暖簾のようなものがゆらゆらはためいている。昼のお風呂はやっぱり景色が違うねえ。

熱々の湯上がりに、店主を事情聴取。こちらは、三代目だそうで、今も二代目のお父さんもフロントに立つのだそう。新潟ご出身のおじいさんが上京し、守り抜いてきたお店。一部、回収して20年。とても清潔感があるお店。

常連さんたちも楽しそうだったなあ。湯上がりに着替えていると、電気がついて、ご婦人方が騒めいた。「あらー、シワやシミが見えちゃうわあ」と。こんな時には苦笑いしてしまうが、そんな会話を耳にするのも、心地よい時間だ。

正面横から見ると、かなり大きなお店ということがわかる。

画像1

お店を出て、三軒茶屋にてくてく30分。家人と待ち合わせて、美味しい角煮と牛すじ煮を買い込んで、祖母宅へ。久しぶりに猫と戯れる。にゃんとかわいい。お寿司を食べて、M-1を観て、といういつものクリスマス。

画像2

画像3

今年もあと一息。どんな年でも、大晦日は来るのだね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?