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東大和市 神明湯

2020.12.29.

今日は9kmのランニング後に、吉祥寺にお出かけ。
井の頭公園をぶらついていると、紅葉がきれいだったり、今はアイルランドに住んでいて一時帰国中の就活時代の友人にばったり会っておしゃべりしたり、かわいいわんこを触らせてもらったり、出会いの楽しい時間。

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その足で、最中やメンチカツを買って、「じゃあ家で」と単独行動スタート。銭湯マニアの爆誕だ。

今日はやや西北を攻めよう、と東大和の銭湯を目指す。吉祥寺からは三鷹で乗り換え、さらに国分寺でも乗り換え、40分ほどで西武国分寺線「小川」駅へ。そこから徒歩25分ほどで到着。不思議な商店街のような一画にどんと佇む銭湯だ。

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男女入れ替え制で、露天風呂かスチームサウナが日毎になっている。遠赤外線サウナはどちらにもあるのだけれど、女性は偶数日のみ稼働しているそう。今日は渚の湯側で、スチームサウナは無料の方。今日はそれを堪能しましょう。

例によって回数券で支払い、姉妹店情報を女将さんにお尋ねする。ご主人のお兄さんが三鷹市牟礼だかで同名の神明湯(しんめいゆ)を経営していたが、既に廃業してしまったそう。こちらのお店は、ご主人は三鷹市、女将さんは杉並区西荻窪で、いずれも実家は農家だそう。ご主人のご実家はお風呂屋さんのほか、有り余る土地を活用して老人ホームなども経営しているとか。話を戻して、「神明湯」はもともと東八道路の付近に新しい銭湯として生まれ、数年後に道路拡張のためこちらに昭和39年に移転したのだとか。そして、43年からこちらのご夫婦が経営を譲り受けたのだそう。20分ほどおしゃべりし、かなり詳しく伺うことができた。

レイアウトは、右側に立ちシャワーとカラン、左側は手前から日替わり湯、今日はひのきオイルの日。そして、電気風呂、リラックスバスという座風呂、ジェットエステバス、ボディーマッサージ、スチームサウナ、遠赤外線サウナ、水風呂と並んでいる。
電気湯に長く浸かる常連さんに話を聞くと、階段登れなかったり、膝に水が溜まったりしていたのに、ここの電気一発で治るわよ、とのこと。10分以上は入れない、とも。たしかに、電極板が銀色でかなり大きい。きっかりセンターを守っても、持っていかれそうな強さだ。
スチームサウナは、風呂椅子が並び、目線の高さに装置があるので、足から顔まで温まる寸法。スチームも強めで、汗がしっかり流れる。
水風呂も18度くらいで、肩まで冷やせば温冷交互浴が楽しめる。ここはいいねえ。

壁絵は田中みずきさんのペンキ絵と思われる、立派な富士山。市のマスコットも紛れ込んでいる。ここのペンキ絵の高さも、ほかの銭湯の比にならない。高すぎて、かべいっはに絵が描ききれないのだと思う。通りで、天井間際は白い壁のままだ。
天井もぜひ見上げてほしい。水色で囲われていて、雲が切り取られたイメージかな。ラインがないと、天井が高く感じるものだけれど、これはこれで都会的といえるかもしれない。

番台の位置を移動、番台からフロントへ、と内装のリニューアルを二回ほどされている。56年経っているとはいえ、とてもきれいに維持されている。お客さんからの反応もあるだろうけれど、番台の減少は病人の発見の遅れなどにつながっているはず。とはいえ、二代目曰く、「今は女湯に駆け込むなんてできませんね」とのこと。時代、だよね。

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いやー、ほんとにいいお湯でした。また遠赤外線サウナの日を目指して来たいな。

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