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葛飾区 第一日立湯

2021.12.21.

今日もハシゴ銭湯にゴーウ。
亀有商店街をぶらぶら歩いていたら、定食屋さんでサンプルがチラリ。なんとも地味だけれど滋味あふれる正しい日本の朝ごはん、という感じ。盛ってないところもいいよねえ。

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サンプルに見惚れずに、さあ行こう。
今日の二軒目も「亀有」駅周辺。
こちらは「第一」とつくナンバー銭湯。唐破風様式の宮造り銭湯だ。入り口にはナンバーがついていないのは、基本的には「第二」以降の屋号にナンバーをつけるのが一般的のようなので、屋号は改名されたものなのだろう。

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こちらもやや営業時間が短く、男女別で入店時間制限もあるのでご注意を。

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下足箱の手前には、傘入れも。
この傘のマーク、手書きというのがかわいいね。

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フロントの女将さんに、例によって回数券・・のつもりが一軒目で使い果たし、10枚セットの購入を申し出ると「ごめんなさい、売り切れなんです」とのこと。どうやら本日の分が売り切れてしまったとのことで、久しぶりに定価で入場することに。そしてスタンプをいただきつつ、事情聴取を。
現在三代目で、初代は新潟県のご出身で、元々のオーナーが第一と第二と建てたのだそうだが、第二は既に廃業し、こちらと関係のある姉妹店は他にはないのだそうだ。サイトによると、昭和20年創業とのこと。
やや閉店時間を気にされているようで「早くお入りになった方が・・」と仰るので、慌てて脱衣所へ。

とても天井が高く、流石立派な宮造銭湯なだけある。
ロッカーは入り口で鍵をお借りし、二段分が一つの鍵で開くので、荷物の多い人にも、冬場の厚着時にも安心だ。
なお、丹精込めて育てているツツジやツバキが咲く庭もあるそうだが、暗いのと時間も迫っているので今日はスキップ。また、池には大きな鯉もいて、毎週日曜日はハーブ湯が人気なのだって。

浴場の正面には、タイル絵で大きな渓流が青々、というか、翠緑の木々の下に描かれており、男性サイドには白や薄紫の雪の山脈が描かれている。
手前にカランと立ちシャワー二基、左から日替わり薬湯、浅湯、円形ジェット、ジェットの形跡はあるが噴射なしの深い湯、使用されていないスチームサウナっぽいサ室のレイアウト。
円形ジェットはしっかり当たり、それでいて動かされることがなく、よい塩梅。
深湯でしっかり温まり、ジェットで解され、今日の日替わり薬湯「カテキン湯」でのんびり、というのもよさそうだ。

サウナをこっそり覗いていると、向こうから人の顔が!!「ひゃっ!」と声を出すと、どうやら先ほどとは違う女将さんなのかどなたかが向こうからこちらを見ている。いやー、ビビった。
「あの人も昔はきれいだったのよ」と常連さん。どうやら二年ほど前まではこのサウナも営業していたそうで、高温で気持ちよかったのだそうだ。しかも無料だったのだそう。パッと見スチームサウナっぽいのだが、驚いたせいで詳しくは不明。

ラストの私がお風呂から上がると、女湯サイドの浴場の照明は消灯。は、早い。お風呂上りには「髪は乾かさなくていいのですか?」とご丁寧なのだが、私は落ち武者上等なので、このまま失礼することに。
こちらは少し早い時間に来るのがよさそうだね。

入り口にもきれいな椿で、せわしいハシゴ銭湯の合間に、少しホッとする。

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明日はゆず湯!楽しみ!

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帰り道、駅まではスナックの多い街の印象だった。銭湯も多く、スナックも多い、何だか愛すべき街だねえ。

お遍路番号 葛飾 28
住所 〒125-0061
葛飾区亀有5−48−12
電話番号 03-3605-0532
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アクセス 常磐線「亀有」駅 徒歩5分
休日 月曜
祝日は営業
営業時間 16:00−22:00

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