ART FAIR TOKYO 2023
2023.3.13.
数年ぶりにART FAIR TOKYOへやってきた。
前回は4年前に入場したのだったかな?
参考までに、以前のパウロ・モンテイロさんの展示。
2022.5.11. - 6.4.のできごと。
もう、当時でブラジル現代美術を代表するアーティスト、になっている!
素材はペインティングや彫像なのだけれど、絵具の盛り上がりが物質の存在を表出させたり、ブラシでペイントの表面を薄めたり、ぐにゃりと崩れ落ちそうな粘土を上から押し付けた鋳造だったり。ペインティング、ドローイング、彫刻をミニマルにこなす作家さん。
作家本人曰く、色は配置によってさまざまな表情や意味を持つので、「色に場所はない」とのことで、置かれる場所、組み合わせによって、躍動感すぎる時間が変わる・・。場所と動きと時間とが生き生きと表れるのだとか。
出会ったのは、この時。
2017.3.18. - 4.22.のできごと。
ART FAIRでお会いしたキュレーターさんによれば、2008年にはサンパウロ州立美術館で大回顧展が開催され、2014年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)がモンテイロ作品を20点所蔵・・など、価格が上がる要素は多いとのこと。そして、昨今の円安・・。
彫刻作品では「重力」が重要な構成要素で、素材を少しずらす・カットする・・それにより、硬い素材でも柔らかく感じるのが不思議。素材も単なる素材ではなく、作品の主題となりえていて、ああ、言葉が足りないよう・・。
6年前は同時開催のMISAKO&ROSENにも行った。そちらは、彫刻約29点、ペインティング約13点、ドローイング約27点、今回出展していた小山登美夫ギャラリーでは、彫刻約34点、ペインティング約32点。どっちでも、買い占めたいほどだった。
6年前に作家自身は「二つのものは、その間の距離でかなり変わる。まず二つの色のものを並べて、その後違う色で距離を変えてみればよくわかる。私はまた三次元的なスペースにおける距離にも関心がある。それは別のものの存在でかなり変わる。三次元的なスペースには体積がある。だからその距離には外側と内側がある。最初私はその体積はとても大きくて私たちは内側にいると思っていた。しかしそれも変わることに気づいた。その部屋に足を踏み入れたら距離の体積は変わる。見ることはできるが、内側にいるということは感じない。たくさんのものの中で見失ったような感覚をもっていたが、私はおそらく距離の内側ではなく、むしろ外側にいるのだろう。今回の作品はこの距離の外側に関するものになる。」と語っていて、後半はわかりにくいけれど、感じられる。
小金が入ったら、絶対買い占めよう。
二時間待ちだったので、その間は読書タイム。
買ってそのまま放置していた、「日本語教育能力検定」をペラペラと。
そして、二時間待って、美味しいお寿司をパクパク。
エンガワと生サーモン、たまらない!
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