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【90日後に教室生徒を4名→30名にします!Day4】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

今日は、前回に続き、チラシの中身、構成について考えてみようと思っていましたが、今書き残しておきたいことがあったので急遽内容を変更して書いてみます。

広川町の地域おこし協力隊は、月に一度全員が集まってそれぞれの活動状況について報告する定例会を行なっています。
今日はその定例会の日だったのですが、ある方が素敵な気づきを与えてくれました。

「広川町の人は広川町に何もないと言っている人たちが本当に多い」

これを聞いた時に、僕は「そうだよな…」とただただ納得せざるを得ませんでした。

今までを振り返ってみると、僕自身も、周りの友人も、胸を張って広川町はこんなに素敵なところなんです!って言っている人を見たことがない。。。

僕自身、協力隊になる前は、自己紹介の時に広川町から来ました。とは言わずに八女から来ました。久留米の隣町から来ました。と言っていた記憶があります。

そんな広川町の人に、「何が欲しい?」と聞くと、多くの方が、
「ゆめタウン」「イオン」「アウトレット」と答えます。

外から来てくれる方たちが自然も身近にあって、利便性も交通便も良くて居心地がいいと言ってくれているのに、地域に住んでいる人たちが「何もない」と言っていることが本当に悔しいというか、やるせない気持ちになってしまいました。
思い返せば、町の伝統工芸である久留米かすりや八女すだれ、フルーツなど有名な産業を知ってはいるけれど、それについて深く知る機会はなかったり、学校で教わったのも名人から教わる昔遊びくらいで、地域について知る授業なんてものはなかったように思います。

「何もないから地元を出る」
「こんなつまらない町は早く出たい」
かつて自分が子どもの時はずっとそう思っていました。

だけど、今となっては「何もない広川町」だからこそゼロから創れる。
そんなところにとても魅力を感じています。

大学生になって初めてよそ者視点で地元を見るようになった時と協力隊になった視点で町を見た時、かなり印象が変わりました。

久留米絣を現代の形に合わせながら、常に新しいことに挑戦している人。
久留米絣をなんとか継承させるため、次の世代に残そうと必死に頑張っている人。
住んでいる町を少しでも楽しくしたいと地域活動に取り組んでいる人。
役場職員になったことをきっかけに、縁もゆかりもない広川町を少しでも暮らしやすくいい町にしようと戦っている人。

他の町に比べると数は少ないかもしれない。けど、決して現状維持ではなく、少しでもより良くしようと前線で戦っている人がゼロじゃない限りまだまだ可能性はあります。

「今の子どもたちから見て、広川町に住んでいる大人はどんな風に見えているんだろう」
そんなことを疑問に思いました。

irodoriを通して、町で一生懸命がんばっている社会人の姿を見せることや、町の伝統文化・産業を子どもたちに伝える活動をもっともっと増やしていかないといけないと、そんな気づきを与えてくれました。
「広川町には何もない」から「こんなに素敵な人たちがたくさんいるんだよ!」とイキイキ話す住民がたくさんいる町って素敵だと思いませんか。

僕が旅行で行ってもう一度きたいなあと思う町は、「そこに住んでいる人たちがイキイキと暮らしていること」

irodoriのビジョンミッションは、

ビジョン:より多くの人が自分と人のために愛を持って主体的に行動している社会
ミッション:生涯学び続けるきっかけを提供すること

子ども、大人関わらず町全体に学びの仕掛けをつくっていくことがirodoriの使命です。

これは、もっともっとスピードをあげて想いを形にしていくしかない。
関わり方はなんでもいいです。僕とともに、ゼロから広川町で新しい学び場づくりに関わってくれる方がいたらぜひメッセージください!



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