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天才ミュージシャン・津野米咲の夭折と赤い公園の新曲について

昨日赤い公園のニューシングル(両A面)「オレンジ/pray」が発売された。

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ジャケットがとてもかわいい。

そしてそれに伴ってミュージックビデオも公開されたのでまずはそれを見て欲しい。

昨日の夜、一人で飲みながら両方をエンドレスリピート。

嗚咽。からの号泣。

久しぶりに音楽聴いて泣いた。

マジで涙が止まらなかった。

こんな素敵な曲たちを残して逝ってしまうなんて。

言葉が出ないよ。

とある小説に「神はソウルの強い者を傍に置きたがる」

って書いてあって、それが凄い印象に残ってるんです。

なるほどな、と。

カート・コバーンもシド・ヴィシャスも。

でも、その後に続く「残された者こそが本当のファイターだ」(うろ覚え)

って言葉もまた印象に残っていて。

「ずっと心の中で生きてる」ってのはまさに真で。

そういう意味では「ミュージシャン(或いは広い意味でのクリエイター)」って人種は幸せだよな、と。

文字通りずっと残り続ける。

残った我々はその想いのかけらみたいなものを受け取って生き続けていく。

生き続けていかなきゃいけない。

そんな想いのひとかけら。

まずは「オレンジ」。

シンプルに4人だけで演奏してるってのが良い。ギターとベースとドラムとボーカル。(+シンセ)

ギターってあんなに跳ねるんだね。

4人ともとても楽しそう。バンドやりたくなる。やったことないけど。「みんなでセッションするのが楽しい!」みたいな感覚。

しかしギター背負ってピック咥えてシンセ弾いて、シンセパートが終わったらポンって立ち上がって跳ねるようにまたギター弾きだす津野さん。最高にロックですよ。

歌詞もずっと「振り返らないで」って言ってるのにラスト「振り返ってよ」になるところとか、失恋の歌なんだろうけど、今の状況を考えるとメンバーから津野さんへのメッセージに聴こえて仕方ない。

続いて「pray」。

こっちはもう全赤い公園ファンが号泣したんじゃないかな。

曲も美しけりゃMVも美しい。

4人が家族みたいなんだよね。

津野さんがお父さん。

石野理子ちゃんが娘。

ひかりちゃんがお母さんで菜穂ちゃんがお姉ちゃんかな。

でも港に着いても津野さんが車から出てこないんだ。

4人で食事しててもちょっと上の空っぽくて。

なんて想像したら涙が止まらなくなって。


I pray for you.

それじゃ、またね

君の旅が

どうか 美しくありますように

今日も 優しくありますように


改めて津野米咲さんの夭折を悼むとともに


赤い公園のこれからの旅路が

どうか

どうか

美しくありますように


と願ってやみません。


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