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価格改定のタイミングは?メリットや伝え方を解説

ネイルサロンを経営していると、価格改定をするタイミングは必ず訪れます。しかし、お客様のことを考えると踏み切るのに勇気がいると感じる方も多いはず。今回は、価格改定のタイミングやメリット・デメリット、お客様への伝え方を解説します。


価格改定のタイミングは?

材料費の高騰や技術の向上、新メニューの導入などの理由から、価格改定をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、価格改定をするのに適したタイミングをご紹介します。

サロンに変化があるとき

価格改定後もこれまで以上にお客様に満足いただくためには、サロンの付加価値を上げることが重要です。そのため、サロンのリニューアルオープンや新メニューの導入など、サロンに変化があるときは価格改定がしやすいです。

具体的にはサロンのコンセプトの見直しや新しいジェルやパーツを増やす、新しいメニューを導入するタイミングなどが良いでしょう。

また、ネイルの施術だけでなく、おしゃれな空間や施術中の会話などを楽しみにしてくださっているお客様も多く、「手元のおしゃれのため」「日々の疲れを癒すため」など、さまざまな理由からご来店くださっています。

そこで、サロンの強みを再確認するのもおすすめ。例えば「フィルイン対応」「◯◯デザインが得意」「子連れ来店可能」などの強みがあれば、体験価値が高く値上げもしやすいです。

稼働率が上がったとき  

 サロンの稼働率が上がったとき、つまり予約が取りにくい人気サロンになってきたときも価格改定に適したタイミングです。

一般的に、稼働率が80%を超えたときが価格改定のタイミングとして最適と言われています。稼働率は、予約枠から施術をしている時間を割って計算します。

(例)月100時間の予約枠→50時間分の空きがある→稼働率50%

稼働率が70〜80%になると、お客様の希望する日時に予約が取りづらくなります。それは、お客様たちがサービスに満足してくださっており、サービスと価格が見合っているということの証。そのため、稼働率が70%を超えたら価格改定を検討しましょう。

価格改定をすることによって離れていってしまうお客様も中にはいらっしゃいますが、多くのサロンでは離れていくお客様は5〜10%ほどで、その他のお客様は価格改定後もリピートしてくださると言われています。

また、魅力的なサロンであれば、サービスの質が良ければ、新たなお客様との出会いもあるはず。離脱客をカバーできると判断できる状況であれば、価格改定を検討してみてください。

価格改定のメリット・デメリット

付加価値が高く、リピーターが多い人気のサロンでは、価格改定は比較的容易にできます。しかし、価格改定はやみくもに行ってはいけません。まずは、価格改定のメリット・デメリットを理解した上で検討しましょう。  

価格改定のメリット

お客様との信頼関係が深まる

価格改定を行うことで、よりお客様との信頼関係が深まります。価格改定によって、ネイルサロンのサービスやスキルを評価し満足してくださる方がメインの客層となるので、長いお付き合いが可能になるのです。

また、今までご希望の日時に予約が取れずにいた新規のお客様との出会いもあるかもしれません。

時間が確保できるようになる

時間が捻出できるようになるのも、価格改定で得られるメリットのひとつです。価格改定によって一人のお客様にじっくりと向き合うことができるようになるため、より良いサービスが提供できるようになります。

それだけではなく、時間が確保できるようになれば、ネイルスクールやセミナーにも参加しやすくなります。スキルを磨くことで、よりお客様に満足いただける施術ができるようになるでしょう。

価格改定のデメリット

一時的に失客する恐れがある

価格改定によって、お客様がご来店されなくなったり、ご来店の頻度を低くされたりする場合もあります。これは、低価格を求める方が離れていくためです。しかし、これは多くの場合、一時的なもの。空いた枠に、これまでご来店されたくても枠がいっぱいでご来店できなかった方が入ることもあります。

また、施術以外の空いた時間でSNSやホームページなど集客に関する業務を行えば、サロンのコンセプトに共感してくださるお客様のご来店のきっかけにも繋がります。

ただし、改定後の価格とサービス内容が見合っていない場合は、お客様の確保が難しいこともあるため、まずはサービスやスキルの見直しから始めましょう。

価格改定の伝え方

価格改定の必要があるのに「いつもご来店いただいているお客様になるべく負担をかけたくない」「ご理解いただけるのか心配」と考える方も少なくないはず。お客様のご理解を得ながら、価格改定をするためには伝え方も重要なポイントになります。ここでは、価格改定の伝え方のコツをご紹介します。

お客様に感謝を伝える

まずは、いつもご来店くださっているお客様に感謝を伝えることが大切です。

価格改定が見込めるのは、稼働率が高いとき。言い換えてみれば、価格改定ができるのは、お客様がご来店、リピートしてくださるからです。そのため、日頃の感謝をお伝えしつつ価格改定のご案内をしましょう。

また、伝え方ひとつで印象は大きく変わります。やむを得ない値上げであること、今後もお客様に寄り添ったサービスを心がけることなども伝えると良いでしょう。

明確な理由を伝える

まずは、値上げの明確な理由をお伝えしましょう。例えば、「材料費・人件費の高騰」「新メニュー・新機材の導入」「サービスの向上に伴う費用」などもその一部です。

価格改定がどのような理由から必要であるかを明確にお伝えできれば、多くのお客様は納得してくださります。

また、価格改定に関してこれまでにしてきた努力やこれからのサロンの在り方なども併せてお伝えするとベターです。

早めにアナウンスする

一般的に「値上げ」と聞くとネガティブなイメージがあります。そのため、お客様にご理解、ご検討いただくため、なるべく早めにアナウンスするように心がけましょう。

理想は価格改定の3ヶ月前、遅くても2ヶ月前にはアナウンスするのがベスト。早めにお伝えすることで、誠意が伝わるため、お客様のご理解を得やすくなります。

アナウンスの方法としては、直接ご案内する他、LINEやホームページ、DMなどがあります。いずれの方法でも、丁寧にお伝えすることでお客様もご理解してくださるはずです。

Önschoolのアカデミックプログラムとは

お客様が信頼を寄せられるプロネイリストになるには、基礎技術とフィルイン技術を身につけられる「アカデミックプログラム」で学びを深めるのがおすすめ。

「アカデミックプログラム」では、実践練習にフォーカスすることで、お客様に喜んでいただくためのサロンワーク技術を、基礎からしっかりと身につけられます。

また、2023年12月には新たに「サロンブランディングコース」もスタート。価格設定の仕方やロゴ製作、コンセプト設定、オリジナルカルテの作成など細かなところまでサポートいたします。詳細は公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

お客様との関係を深め、より良い循環を

今回は価格改定のタイミングやメリット、伝え方を解説しました。価格改定をすることに不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、しっかりと売り上げを作ることで、より多くの価値をお客様に還元できるようになります。それがお客様との信頼関係をより深めるきっかけにもなるはず。ぜひ、Önschoolのレッスンを受講してサロンの今後を見直してみてください。


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