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2024年6月の保護者会

6月の保護者会は、OB保護者さんの体験談でした。

自分の子であっても、その子の行動にどういう背景があるのか(どんな思いがあるのか、何に困っているのか)を理解するのは難しいです。
OB保護者さんの子どもをよく見て困りごとを想像し、具体的な手立てを考えて試して………を繰り返しながらお子さんと歩いてこられたお話に、参加された保護者さんも感じるものがあったのでしょう。その後の対話の時間にたくさんの話が出ました。

OB保護者さんご自身は、「おんせんキャンパスで何度か体験を話してきたけれど、振り返る度に気づくことがある。今だからわかることもあり、こうして話すことは自分のためにもなっています」と、話してくださいました。

グランドルール

体験談を話してくださる方は、これまでのご自分の経験がどなたかの役に立てば、というお気持ちで話してくださいます。
当時の自分の気持ちを振り返ることは楽なものではなく、その頃の苦しさがよみがえってつらくなったり、それを乗り越えてきたことを実感できたり、ここまでの過程を整理できたりと、いろいろな思いが心の中に湧き上がります。
ご本人にとって体験談を話すことが良いものとなるように、そして、それを聞いたみなさんにとってもプラスになるようにという思いから、スタッフは聞くときの心構えとして次のことを伝えさせていただいています。

「尊重」
その方の思いをそのまま受け止める(私だったらこうするかも、という思いが浮かんだとしても、それは胸の中にとどめておく)

「拍手」
お話してくださった方へ敬意と感謝を拍手で表す。

「秘密」
体験談や保護者さん同士の対話での中で知ったその方のご家族の情報などは、他のところでは話さない。

おんせんキャンパスの保護者会は、今まさにつらい気持ちでいる方にとって、なにかのヒントを得たり、心の支えになったり、新たな視点を発見したりする場になれば………というところを大事にしています。


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