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2024年2月専門家講座レポート

2024年2月18日、おんせんキャンパス主催の専門家講座を開催しました。
【演題】
『愛着障がい②(アタッチメント症)』
【講師】
飛田憲彦先生
 医大前クリニック院長、みらい(児童心理治療施設)非常勤医師
 メチルフェニデート徐放剤(コンサータ)・リスデキサンフェタミン(ビバンセ)・ナルメフェン(セリンクロ)・モダフィニル(モディオダール)(B医師)処方可能医師
資格:精神保健指定医、精神保健判定医、日医認定産業医、小学校教諭第1免許状、公認心理師、学校心理士、臨床発達心理士(R6年4月~)


飛田先生が解説してくださったこと

  • 愛着とは、特定の人と結ぶ情緒的なこころの絆。

  • 愛着形成がうまくいかないと、感情のコントロールが難しくなる。

  • 愛着形成に必要な3つの基地

 安全基地:ネガティブ感情(不安など)を和らげる。
 安心基地:ポジティブ感情(楽しいなど)を和らげる。
 探索基地:一人で経験したこと(良いことも、そうでないことも)を報告して聞いてもらえる。

親としては、これまでの子どもとの関わり方を振り返って、良かったのだろうかと不安になることもあるかもしれませんが、「虐待をしない」で基本的にはOK。子どもから求められる時、自分ができる時に応える。先回りするのでなく、常に放置するのでもなく、ほどほどがいい、とのことです。

参加された方の感想

  • 中学生になっても愛着形成はやり直せるという先生の言葉に救われました。治療施設などではどのように「育てなおし」を行っているのか知りたいと思いました。

  • 自分の子育てや、子どもと関わる仕事でも参考になり、また励ましをいただけたように思えました。

  • 今日わかったことを、今後の子どもとの関わりにつなげていきたいです。

  • 自分が感じたことを同じグループの保護者さんと話したり、情報共有できたことがよかったです。

「おんせんラジオ」でも、飛田先生に要旨をうかがっております。
14分程度ですので、何かをしながら聴いていただけたらうれしいです。

なお、おんせんキャンパスでは、学期ごとの「専門家講座」や、保護者会の中で行う「プチ講座」、6回の連続講座「おんせん子育てほかほか講座」を開催しています。

いずれも無料です。ご参加については、おんせんキャンパスまでお問合せください。


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