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2023年10月の活動

10月の主な活動は、11月に行われる地域関係イベントに向けての準備や、今年度最後の通学合宿に向けての準備。
中学3年生は卒業後の進路を真剣に考える時期になりました。
また、心身の健康プログラム(心理系の授業「こころとからだ」、「スポーツ」、食育「つくってたべよ♪」)では、睡眠をテーマにした内容を展開しました。


睡眠について話す機会

「こころとからだ」のうち、心の授業では「人が一生で眠っている時間はどれぐらい?」などクイズを交えて、睡眠の知識をインプットしたあと、それぞれに自分の睡眠の質を振り返ったり、みんなで話したりしました。
同じく「こころとからだ」のヨガの授業では、「からだがほぐれるってどんなこと?」「リラックスできるからだ」「眠りが深くなるための方法」について話したあと、実際にヨガをして体感する授業を行いました。

「つくってたべよ♪」では「睡眠の質を高める食事」をテーマに、よく眠るために必要なことや栄養素についてインプットしたあと、睡眠の質を高める栄養素が多く含まれる食材で、合宿のメニューを考えました。

授業の様子については、「おんせんラジオ」でも紹介しています。
約9分の番組ですので、なにかやりながら流し聞いていただけたらうれしいです。

今年度ラストの合宿

10月31日ー11月2日は、今年度4回目となる通学合宿を行いました。
通学合宿は自分のことを自分でし、周りの人と協力しながら共同生活を体験します。
「通学」とつくのは学校への登校チャレンジのきっかけにしてもらいたいという思いもあるからです。
朝、先生に会いに行ってみる、午前中だけ学校で過ごしてみるなど、子どもに応じたチャレンジをスタッフが伴走して応援します。

参加する子は、今回の合宿で自分が何をがんばるかを決めます。
加えて、今回は「〇〇隊長」として、みんなに声をかけたり、率先してやったりする役割も決めました。

先に申し上げた通り、合宿の献立テーマは「睡眠の質を高める食事」でしたが、なかには「これまで合宿でぐっすり眠れたことがなかったけど、今回はじめてぐっすり眠れた!」という子もいました。
心身の健康に欠かせない睡眠について子どもたちも意識したようで、合宿中、なにかと話題に出ていたのが印象的でした。

年4回の合宿でスタッフとして感じるのは、子どもたちがそれぞれに成長していること。
初回ははりきりすぎて、翌朝ダウンしてリタイアした子が「次はペース配分を考える」と言って、友だちと一緒に活動する時間と自分のペースでゆっくりやる時間をつくったり、自分のことで精一杯だった子が回を重ねるごとに他の子の様子も気にかけるようになったり……。
子どもたちは自分で考え、次にいかしていくのです。

また、学校の先生方が様子を見に来てくださったことを、子どもたちはとても喜んでいました。
きっと、学校とはまた違う姿を見てもらえるのが、誇らしく、うれしいのでしょう。
お忙しい中、時間をつくって来所してくださった先生方、ありがとうございました!

スタッフとしては通常の活動をしながら2泊3日の合宿を運営するのは楽ではありませんが、子どもたちの成長を見られるという喜びに疲れも吹き飛びます。
安全に運営できたのは、子どもたちや保護者のみなさんのおかげです。
本当にありがとうございました!
また来年度よろしくお願いいたします。






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