2023年12月専門家講座レポート
2023年12月2日、おんせんキャンパス主催の専門家講座を開催しました。
【演題】
「発達障がいの子どもたち
『自ら働きたいと思う子に!』~SOSの出せる子~」
【講師】
石橋美恵子先生
(島根県東部発達障害者支援センター ウィッシュ センター長)
概要:将来の社会的な自立を見据えた、子どもとの関わり方について
石橋先生が解説してくださったこと
それぞれの年齢で見られる発達障がいのサイン。
子どものしつけで注意すること。
許してはいけないこと(暴力や暴言、自傷行為、命にかかわること)と、許してもいいこと(好き嫌いがある、同じ服や靴にこだわる、時間や順番にこだわる、大声を出す、同じ言葉をくりかえす)。
「困っている」サイン=心や体に負担をかけ、精神不安定や自己肯定感の低下、不登校などの「二次障がい」などにつながる可能性があるので、まわりの大人が早く気づいて、行動する。
子どもがSOSを出せるようになるには「自分の苦手なこと、できること」を把握しておくことなど、3つのポイントがある。その土台として、自分は助けてもらうこともあるけど、人の助けになることもあるという「自己有用感」を育てていくことが大切。
将来の自立に向けた進路選びについて。など
最後に、石橋先生の「お願い」として次のお話しがありました。
★ 発達障がいは「発達の仕方」に生まれつき 凸凹がある障がいです。
★ その特性ゆえ、周囲の人とのトラブルが起 きやすいことは事実です。
★ しかし、多くの発達障がいのある人は豊か な才能や勤勉性を有しており、周囲の配慮が あれば「地域の力」となります。
★ 地域の皆さまが少しでも発達障がいについ て理解を深め支援をしていただければ幸いです。
参加された方の感想
ちょうど、本人の自己理解について医師から言われていたところでした。 自己理解の必要性がよくわかりました。
発達障がいだけでなく他の障がいのある子どもに通じる話だと思いました。「支援のしすぎ」というのには心当たりがありすぎて、私が手を出さないよう気を付けなければ…と思いました。
父親が参加が少ない。やはり、父親が受け入れて認めないと、子供達の為にならないように思う。
おんせんキャンパスでは、学期ごとの「専門家講座」や、保護者会の中で行う「プチ講座」、6回の連続講座「おんせん子育てほかほか講座」を開催しております。
いずれも無料です。ご参加については、おんせんキャンパスまでお問合せください。
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