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e-温泉マイスター「熱の湯」

e-温泉マイスター講座の終了レポート「あなたの勤務する旅館・ホテルの温泉分析書を見て、源泉名・泉質名およびPRポイントをPRして下さい。」から

                   e-温泉マイスター 板津奈央子

鉄輪温泉 熱の湯
 源泉名:別府市温泉供給事業鉄輪渋の湯上
 泉質:ナトリウムー塩化物温泉

熱の湯の魅力
 別府八湯の中でも、特にたくさんの湯けむりが立ちのぼり、最も温泉場として昔から栄えていた場所が鉄輪です。長年旅路の旅行客や地元に親しまれてきた温泉で、「浮湯、怒湯(いかりゆ)、金の湯、兎狩の湯(うさぎがりのゆ)とも呼ばれていたそうです。
熱の湯という名前は、身熱を除去する効果があることから名づけられたと、伝えられています。以前は、飲泉場(建物の左側に跡地が現存)や調理場、洗濯場(建物の右側に現存。下熱の湯とも呼ばれています)としても利用されていたそうです。
現在の建物は、昭和52年に建設されたもので 無料温泉として、多くの方が利用されています。

筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫など慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽いぜんそく又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症に効果があります。
暖まりやすく、皮膚に塩分が付着するため、保温効果や循環効果があります。
また、塩分が多いので、舐めるとしょっぱいと感じ、石けんがきかないのが特徴です。

湯冷めしにくい上質な塩化物泉を無料で楽しめる「熱の湯」は、多くの地元の方々に愛され、観光客でも入ることができ、唯一のコミュニティーの場として鉄輪に根付いています。外も内も関係なく誰でも入ることができる共同温泉として、とても魅力がある温泉であることから、今後も鉄輪温泉の歴史から未来を繋ぐ架け橋となる役割を担う大事な役割として、注目すべき温泉なのではないでしょうか。

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