イタいけん「痛い体験談」ハジメテのエ〇本

これは中学2年の頃のお話・・・

オイラの両親はそんなに勉強に関しては口うるさいわけではなかったのだが、ひょんなことからオイラは英語と数学の塾に通うことになった。
部活動(サッカー部)が終わった後に家に帰ってすぐに塾に行くという生活は辛かったが、塾仲間ができて楽しいことも増えた。

ある日、塾の帰りに、塾の近所にあるお店で仲間4人で買い食いをしていたら、仲間の一人がニヤニヤしながら雑誌の置いてあるコーナーへ向かった。
「ジャンプでも買うのか~?」なんていいながらみんなでその後にくっついて行くと・・・そこは成年雑誌のコーナーだった!
「まずいよ~店の人に怒られるよ~」と言いながらも目線は仲間が開いている本のページに釘付け・・・(@_@)
(いや、だってほら、その頃はそういう世界に興味がわくお年頃でしょ?)↑ 言い訳
その本はB5サイズの大きさの写真が多く載っている、ちょっと中学生には
値段が高めの「s○gar(←砂糖)」という名前の成年向けの雑誌、いわゆるエ○本だった。
つい十年くらい前まではコンビニやら書店やらでも女性の水着姿が表紙の雑誌とかエ○本とかが平然と並べられ、ちっこいガキでも平気で?見れちゃうような状況だったね~今は規制が厳しくなっているけど(;^ω^)
私が大学生の頃まではTVとかでも夕方に女性のお風呂シーンが流れたり、芸能人の水泳大会とかで女性のオムネがポロリなんてこともあったね。
それに比べればその本は大した事ない内容だったのだが、その当時はまだそういった刺激物が少なかったので、オイラ達は目ん玉が飛び出るほど見開いて鼻息荒くして立ち読み(あっちも立てて?)していました。
「これ、オレ毎月買っているんだけど、興奮するぜ~鼻血出ちゃうぜ!」
と一番最初にそのコーナーへ向かった仲間が自慢げに言った。
『そ、そんなに興奮するなんて・・・じっくり見てみたいな・・・』
なんて考えてしまったオイラ達・・・
「どうする?買ってみるか?」
「う~ん、でも高いし・・・店のおじさんに怒られちゃうよ」
なんて仲間で相談して・・・結局みんな1冊ずつ買った(笑)

なんかいけない事をしたみたいで・・・(まあ実際よくないことだが)
罪悪感がよりいっそうドキドキ感を増幅させていた。
家に帰ったオイラは懐中電灯とその本を持って布団を頭から被り
布団の中でじっくりと見てみた。
確かに内容はすごかった。きれいなお姉さんが「アラレモナイスガタ」で
きわどいポーズで写真に撮られていたからね・・・・
一通り眺めたオイラはそれだけで満足し(使い道?が分からなかったからね)「これはオイラの宝物だ!」なんて思ったりした。(ガキだねぇ)

宝物は当然、人に見つからないように隠すものですよね?
しかもモノがモノだけに、親とかに見つかったらヤヴァイし・・・(-_-;)
という事でオイラはその本をどこに隠すのがいいのか、悩みに悩んだ。
『ベッドの下・・・いや待てよ、ベッドの下って結構ホコリたまってるし・・・親が掃除にきたらバレるな・・・本棚は?・・・妹がマンガと間違えて見ちゃったりしたら最悪だし・・・・』なんて結構悩んだ末に「机の中」に隠すことにした。
ま、そのまま中に入れたんじゃバレバレだから、普段あまり開けない、
一番右下の大きい引出しの中にある道具箱(超時空要塞マ〇ロスのプラモデルの空き箱)の底のほうに隠した。「ここならかあちゃんも開けないだろうし・・・うん、ここが一番だな!」なんて一人で満足していたんですが・・・次の日!
塾から帰ったオイラを思わぬ事態が襲った!

「ただいまぁ~」と言いながら家に入ると玄関で母が仁王立ちして
オイラを待っていたのだ。
「どしたの?」とオイラが尋ねると・・・母は
「ちょっとこっちに来なさい!」と言ってオイラの耳をつかみ
仏壇のある部屋にオイラを引っ張っていったのだ。
「イテテテ!なにすんだよ!」と訳が分からずに耳を引っ張られたオイラは
ふてくされながら母の前にとりあえず座った。
「なんでこんなことされたか分かってる?」と母上がいうので
「ちっともわかんねぇ!」とオイラがいうと母はテーブルの上に何かを置いた。・・・・・・・・げっ!
昨日隠したエ○本じゃんかぁぁぁ~~!!!(; ゚Д゚)
一瞬、頭が真っ白になりながらも「どどどどどこからこれを?」
と母に尋ねると
「お前の机から○子(妹)が見つけたのよ。クレヨン借りようと思ってお前の机の中を探していて見つけたのよ!」
なんてこったい!
よりによって隠した次の日に探さなくてもいいんじゃないんかい?(泣)
そっから母に「まだお前には早い」とか
「もっと他にやることがあるでしょ!」とか言われながら
約1時間正座&お説教されました(-_-;)

皆さんもなにか隠すときは充分気をつけましょうね!

おわり

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