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温浴施設でのみんなのモヤモヤ②湯船に入るときは髪を束ねましょう

こんにちは。

今年もあっという間にもう師走ですね。
忙しいのも寒いのも嫌ですが、お風呂がより一層気持ちよく感じられるのでとても幸せですよね。

私は町の銭湯で勤めているのですが、寒くなると見知らぬ一見のお客様が増えます。

給湯器は冬に壊れることが多いので、家のお風呂が沸かせないという理由や、家のお風呂だと身体が温まりきらなくなってきたからという方もいらっしゃいます。
寒いとお風呂の掃除が面倒だからとおっしゃる方もいます。

普段から温浴施設を利用していないお客様が増えるということは、日常的に通われているお客様の中では当然のマナーを知らないお客様が増えるということかもしれません。

せっかく来てくださった方々や、いつもどこかの温浴施設で入浴なさっている方々のマナーにまつわるモヤモヤを少しでも減らしたい!

そんな想いで前回から書き始めたこのテーマ。

前回の記事はこちら。

今回は『湯船に入るときは髪を束ねましょう』です。

湯船では髪を束ねないといけない理由

他人の髪が浸かったり、髪が浮いているお湯に入りたくないと思う方は多いでしょう。
湯船を汚さないために、周りの方に不快な思いをさせないために髪を束ねないといけません。

けれど、髪を束ねないといけない理由は、おそらくそれだけではありません。

たとえば髪を洗って、コンディショナーで潤いを与えた後に湯船に髪が浸かってしまうと、せっかく与えた潤い成分が落ちてしまいます。

温浴施設の湯船には、衛生管理のために塩素が投入されているので、浸かりっぱなしになった髪は傷みやすいのではないかとも思います。

つまりご自身の髪のためにも、湯船では髪を束ねた方が良いということなんです。

ロッカーキーのゴムで束ねてはいけない

私の勤務先ロッカー

ここからがよく見かけるモヤモヤする話です。

ロッカーキーについているゴムやバンドで髪を束ねてしまっている方が非常に多いのですが、これもマナー的に良くありません。

ゴムやバンドに髪が絡まってついたままになっていることも多いんですよね。

ゴムやバンドが伸びてしまうからという理由だけでなく、知らない人が髪を束ねるのに使ったものを手首や足首につけたくないと感じる人もいます。
(髪の毛が絡まっていたら尚更そう感じますよね)

ロッカーキーで髪を束ねてしまっているほとんどの方は、そんなことになっているとは知らずに束ねていると思います。

ロッカーキーで束ねてしまってた…という方は、これを機にヘアゴムを用意するようにしてください。

私の勤務先の銭湯では、使い捨てのヘアゴムを無料で使って頂けるようにしていますが、それでもロッカーキーで髪を束ねる人がいます。

ロッカーキーで髪を束ねてはいけないことも、無料のヘアゴムが置いてあることも知らないからなのかもしれません。

そこで、各ロッカーのキーのそばに小さな貼り紙をしてみました。(写真参照)

ロッカーはたくさんあるので貼るのが大変でしたが、他の貼り紙のように壁に貼るよりも目に留まりやすく、読んでもらえる確率が高いのではないかと、小さな期待をしています。

まとめ

周りの方のためだけでなく、ご自身の髪の潤いのためにも、湯船では髪を束ねましょう。

ロッカーキーのゴムやバンドで髪を束ねないようにしてください。

湯船に髪が浸らないよう、ヘアゴムを使って髪を結い上げてください。

ヘアゴムがない場合は写真のようにタオルを使うのも良いと思います。(タオルが湯船に浸らないように気をつけてください)

マナーに関するモヤモヤが少しでも減って、より多くの方がより良いお風呂時間を過ごせますように…。



löyly girl(ロウリュガール)
「湯快な毎日」がモットー。
銭湯で毎日温浴をするようになってから身体の様々な悩みが寛解し、銭湯を後世に残す重要性に気づく。温浴の素晴らしさを伝えていくために銭湯で働いています。ゆとなみ社(みやの湯・門真市)勤務。
https://twitter.com/loylyg

https://instagram.com/loyly_girl

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