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自由に生きるには遊びが必要

「1階革命」の著者の田中元子さんの講演を聞きました。

感情豊かな方で、自分の感じたことに対してすごく素直な素敵な方でした。うらやましい。

田中さんがこれまでやってきたことはいろいろあって(けんちく体操、アーバンキャンプトーキョー、喫茶ランドリーなど)それだけですごい行動力ですが、感じたのはどれも田中さん本人がすごく楽しそうにしていたこと。

例えば、道で屋台を開いてフリーコーヒーを振るまう趣味の話がありました。お代はとらない。完全な趣味です。
何の儲けにもなりませんが、人がどんどん集まってくるのが楽しいみたいでした。
印象的だったのが、フリーコーヒーをふるまうと、自分から声をかけたり話をしやすくなる、それは自分から一方的に話しかける権利があるともいえる、それがすごく楽しいという話。
何もなくいきなり話しかけると不審者ですが、屋台を作ってただでコーヒーを提供したら、自然に話しができる、というのはたしかにと思いました。
人見知りにはなかなか難しそうですが、素直に楽しんでいるのが印象的でした。

コミュニケーションは、コミュニケーションそのものを自由に楽しむことということをすごく素直に実践されているかたでした。

多様性とか自由って、排除をしないということだから、許容性が必要ですね。許容するというのは、我慢して受け入れるのはきついわけです。そうなれるためには、自分の中で、過度に意味とか目的を求めすぎないのが大事。
意味とか目的を求めないということは、結局、何をしているのか。
仕事ではなく遊びですね。
労働ではなく活動とも言えるかもしれません。

お金のことはお金のことで置いておいて、もしお金のことは困らないで自由に生活できるとして、ただそうすると、遊びがない自由な生活は、きついかもしれない。
自分なりの遊びがあるから、自由な生活を謳歌できる、当たり前ですが、そういうことを感じました。

そう思うと、コーヒーをただで配るのは完全な遊びなわけで。
喫茶ランドリーも収入的には普通の飲食店程度ですごい儲けているわけではないということですが、最初から儲けようとは思っていないわけで、すごい楽しそうに遊んでいることが、周りから見ていいなと思えることにつながっているのかなと思いました。

あと話の中で、私設公民館というワードがありました。マイパブリック、自分たちで公共を作る。それ自体はとても素晴らしいことだと思います。
でも、田中さんの話を聞いて、そういう自分のやりたいことというか思いみたいなものは、押し付けてはいけないのだなと思いました。
思いを押し付けるのではなく、環境を作る。自由や多様性を許容する環境を作ることに注力しているというふうに話していたのが印象的でした。自分がこうしたいというのを強く打ち出すわけではなく、あくまでも環境を作る、補助線を作ってあげる。

自由を楽しむためには、遊べる環境づくり

今回の講演を私的に一言でまとめるとしたらこんな感じかなということで、将来の自分のために記録しておこうと思います。

というわけで、「今日一日を最高の一日に

本日の起床時間 5:26

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