iPad Air2から、iPad(第8世代)、iPad Air(第4世代)への買い替えレビュー
5年間使ったiPadAir2
私のこれまでのiPad歴は iPad2 → iPad mini → iPad Air2 です。iPad Air2は2015年11月の購入以来、大活躍してくれました(感謝)。軽くて薄いので外出時も基本的には携帯し、私にとっては大きいスマホといった感じです。
ただ、長く使っていると高機能のものが欲しくなってくるのが人情。とはいえ、iPad Proには行けませんでした。なぜなら、フリック入力が非対応だったからです(2019年秋のiPadOS13からはフリック入力ができるフローティングキーボードというのは利用できるようになりました(ただ不満があります。後述))。
iPad Proの愛用者や好意的レビューが多い中、この点が不満としてあまり触れらていないことは不思議でした。みんなにとってフリック入力(正確にはキーボード分割)はそんなに重要ではないのかなと。
iPad Air(第3世代)にも行きませんでした。フリック入力+キーボード分割で、ベゼルが狭くなったことは魅力的でしたが、71,800円(税抜、WiFi 256GB)を出す動機にまでは至りませんでした。
そんなこんなで、iPad Air2の期間が長くなってしまいました。
この記事の目的
私のようにiPad Air2を長く利用してきて、そろそろiPad(第8世代)かiPad Air(第4世代)に買い替えたいと思っていらっしゃる方は少なくないかと思います。
私は発売直後に購入したiPad(第8世代)に落胆し、即気持ちを切り替えてiPad Air(第4世代)も追加購入しました(但し現状、不満・悩みを抱えています)。
なので、そんな目線からのレビューもいいのではと思い、拙い内容で恐縮ですが、まとめることにしました。本当はもっと細かい機能レベルで書いた方が喜ばれるのかもしれませんが、そういったものは他の方々のレビューにお任せするとして、このレビューではその手前レベルでこういったことも見逃さないでね〜といったものにしたいと思います。
初めに結論
1)iPad Air2からiPad(第8世代)への買い替えは、残念に思うところが多いかと思います(初めてiPadを持つ方にとっては、気にならないかと思います)。
2)iPad Air2からiPad Air(第4世代)への買い替えの良否は、人によって分かれるかと思います。
3)フリック入力+キーボード分割が必要な人は、噂されているiPad(第9世代)を待った方がよいかもしれません。
1)の解説
1)iPad Air2からiPad(第8世代)への買い替えは残念に思うところが多いと思います(初めてiPadを持つ方にとっては、気にならないかと思います)。
iPad(第8世代)は、A12チップ(iPhone XS・XS Max・XRに搭載)でありながら、リーズナブルな価格であることが最大の魅力です。iPad Air2では、純正メモアプリで、文字数が多くなるとモタツキがあったのですが、そういった処理能力不足は基本的に解消されます。
ただ、以下の点がとても残念でした。
◆残念な点(その1)
一番残念な点は、フルラミネーションディスプレイの非採用です。フルラミネーションディスプレイとは、液晶画面と指やペンがタッチする表面のガラスが圧着されたディスプレイなのですが、iPad(第8世代)は非採用なのです。
電源を入れてディスプレイがオンになった瞬間、昔のiPad2(2011年3月発売w)かよ!と突っ込んでしまいました。液晶画面が陥没しているように感じます(奥にあるように感じます)。その遠さ・深さが、筐体(iPad)のベゼルと液晶画面の間に、黒い段差の余白を生じさせ、とても悲しいです。
フルラミネーションディスプレイの効果は、非採用モデルから採用モデルへの買い替えでは気づきずらいのかもしれません。でも、採用モデルから非採用モデルへの買い替えでは、ものすごく体感差があります。
フルラミネーションディスプレイが非採用である影響を軽視していました。
◆残念な点(その2)
次に残念な点は、重さと厚さが増すことです。iPad Air2が6.1mm・437g(WiFiモデル)であったの対して、iPad(第8世代)は7.5mm・490g(同)と劣勢になっています。
もちろん購入前に把握していたのですが、重さと厚さの二重の劣勢による体感的な残念さを、これまた想像できていませんでした。
◆少しフォロー
もちろん、A12チップによる処理能力の十分さから、今後長らく使えるだろうというリーズナブルさはとても大きく感じます。
私自身は、iPad(第8世代)は現在小6の息子に回しました。デジタルデバイスの採り入れで、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を上げることができるんだという体感的な学びの第一歩にしてもらえればなという思いです。なので、Apple Pencil(第1世代)も追加で購入しました(笑)。
2)の解説
2)iPad Air2からiPad Air(第4世代)への買い替えの良否は、人によって分かれるかと思います。
良否は人にとって分かれる、、、どういうことでしょうか。私は実は、iPad Air(第4世代)は、今までどおりのフリック入力ができるかと思い、購入してしまいました。
iPad Air(第4世代)でもフローティングキーボードでフリック入力はできるので、正確にはキーボード分割がProモデルでは非対応で、Proモデル以外では対応していると思っていたのです。
でも iPad Air(第4世代)は、キーボードが分割できませんでした(Oh No !)。
キーボードの分割可否は、Proモデルか否かではなく、あの角が丸い筐体か否かによって(もしくはホームボタンの有無によって)決まるという基準だったようです。
私は、iPadは基本縦持ちで、キーボードは分割のうえ、右手の人差し指でフリック入力をし、左手の親指で変換候補を選択するという使い方をしてきました。
でも、フローティングキーボードだと、変換候補が分割された左側に表示されるのではなく、iPhoneと同じようにフリック入力エリアの上部に表示されるのです。
これだと、入力も変換候補の選択も右手の人差し指でやらなくてはならず、スピードも落ちますし、何だか右手と左手の稼働バランスが悪いです(右手が異様に疲れます)。
◆そしてどうしたか
なんと、悩みに悩んだ結果、追加出費して、iPad Air(第4世代)用のMagic Keyboardを買いました。なので、iPad Smart CoverとMagicKeyboardの両方を持っています(笑・嘆)。
◆MagicKeyboardの物理的評価
MagicKeyboardは、2019年発売の16インチMacBook Pro以降に搭載されいてるシザー式のキーボードなので、打ち心地はとてもよいです。ただ、iPad Air(第4世代)用のサイズのキーボードだと、上3列の右側2〜3列のキーが窮屈になってしまっていて、本来小指で打鍵すべきキーでも薬指で狙って打鍵しなくてはいけないのが残念なところです。
中央エリアのキーも少しずつ小さくして、均一にしてくれれば実用性も高く、よりスタイリッシュだったのではと思います(12.9インチ用キーボードでは横幅にも余裕があるので均一になっています)。
左がiPad Air(第4世代)用、右が12.9インチiPadPro用です。
左は右側のキーが窮屈になっているのが分かります。
◆iPadの使い道変化が必要
MagicKeyboardの物理的評価はOKかと思いますが、基本は縦持ちで使いたい、文字どおりAirの軽さで使いたいといったニーズを満たしてくれるわけではありません。
そうすると、iPadの用途自体に変革をもたらさなくてはなりません。
私はノートや、エンタメデバイスとしての価値を高めることにしました。記録したいことや構想したこと、todoやタスクをノートアプリやツールアプリにしっかりと書き込んでいく、音楽・映像・読書系アプリを今まで以上に身近なものとして、愛着のあるノートパソコン的デバイスとしての役割を与えることにしました。
ただ、私のノートパソコンが12インチMacBook(Core i7・16GB)ゆえ、重量・サイズの面でかぶっており、iPad Air(第4世代)はこういった用途で不可欠だよなと強く確信するところにまでには至っていません。まだまだ模索中です。
そういう意味で、買い替えの良否は人によって分かれる、と書かせていただきました。
3)の解説
3)フリック入力+キーボード分割が必要な人は、噂されているiPad(第9世代)を待った方がよいかもしれません。
前述のようなiPadの使い道変化が難しい場合、つまり、今までどおりのフリック入力+キーボード分割で使いたい方は、2021年に春にも発表かと噂されているiPad(第9世代)を待った方がよいかもしれません。
筐体がiPad Air(第3世代)の使い回しとなれば、ホームボタンが残るので、キーボード分割も残りそうです。そのうえで、薄型化・軽量化が図れるのであれば最高ですね。私も欲しくなってしまいそうです。
(参考サイト)
iPad(第9世代)、10.5インチディスプレイ+A13 Bionicで2021年春発表か | ゴリミー
https://gori.me/ipad/ipad-news/131737
第9世代iPad、薄くて軽くAirのようなデザインになるとの噂 - Engadget 日本版
https://japanese.engadget.com/ipad-9th-3rd-ipadair-033057994.html
ご参考
最後に、Appleのサイトで iPad Air2、iPad(第8世代)、iPad Air(第4世代)を比較したキャプチャを貼っておきます。
結び
お役に立てた部分がございましたら幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
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