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暮らしや地域を楽しむことは、小さなリノベーションを楽しむこと|オンラアの最近のプチリノベ

千葉県・東庄町を拠点に活動しているオンラア未来会議は、2020年3月末に閉校した旧石出小学校を、2020年7月から“知るための施設”トゥーノーイシデショウとして活用しています。

活動コンセプトは「無価値の価値化」。これは私たちがプロジェクトに取り組む時の"手段"です。地域で使われていないモノ・コト・スペースを活用することで、気軽に一歩を踏み出せる場と機会、そしてチャレンジを応援しあえるコミュニティがうまれるように日々活動に取り組んでいます。

その取り組みの拠点であり、フラッグシップ的な場所がこのトゥーノーイシデショウなのですが、ハタラキバやホケンシツなどのスペース活用と並行して、日々ちょこちょことリノベーションしています。そこで、今回は最近1ヶ月ほどのアップデートをまとめてみようと思います。

変化①巨大のれんでエントランスを明るく、わかりやすく

エントランスがわかりにくい、ちょっと暗い…という印象を打破するため、のれんをつけてみました。

こんなに大きいのれんは市販では売ってないので、もちろん1から手作りです。布を買うところから始まり、のれんをかける場所を新設するところまで…!

布をひたすら縫ってくれたのは、放送室を工房にして活動している革職人みきちゃん。
いつもはお財布をメインでつくっているので、
こんな大物を縫うことはなく大変だったそうです。ありがとう!
空気感と明るさが感じられるようになって、いいかんじです。
東庄町は風が強い日が多いのですが、のれんだとそれがプラスにはたらくことがわかりました!
夜も明るい印象に◎ ちょっと銭湯みたい?(笑)
まだこれで完成ではなく、これからまた少しずつ変化していきます。
のれんの変化、お楽しみに!

変化②キッサテン ホケンシツに古民家から棚が仲間入り

キッサテン ホケンシツのレイアウトは、どうすれば過ごしやすいかな?とオーナーさんたちと考えながら日々試行錯誤しています。来るたびに様子が違うな…と思っている方もいるはず(笑)

最近は代表柳堀の祖父母の家にあった棚が新たに仲間入り!しっかりしたつくりでまだまだ使えそうなので、古民家にあるよりホケンシツにあった方がいいよね、ということで移動してきました。

ちなみに、石出小の校長室にあったソファは、オープン当初からホケンシツのシンボルになっています。ほかにも、片付けた古民家や東京のカフェで使われていたイスや机なども譲り受け、活用させていただいています。新たに購入したものはほとんどなく、どこかで使われなくなってしまったものが活躍しています。

それぞれ違う場所から来たのにしっくり馴染んでいて不思議。

ホケンシツはカフェでもあり、雑貨・直売所でもあります。現在はジャムや雑貨などが置いてありますが、新たに手にとって購入できるラインナップが増える予定です。新ラインナップについての詳細はまた追って…!

変化③エントランスの下駄箱を拡充

これまでも下駄箱は置いてあったのですが、1段から2段に拡充しました。

といっても、上段は高くて手が届かない部分も多いのですが、グリーンをおいたりできるかな、という思惑です。

スリッパも石出小のものがまだまだ活躍中。
こういう名前入りスリッパ、最近見ることが減ってきたように感じるので、大事にしたいです。

変化④地域の皆さんが育てたパンジーが花壇に

TO KNOW SHOWでの出会いをきっかけに、地域の皆さんが育てたパンジーを花壇に植えてくださいました。冬はなにもなかった花壇が、カラフルで明るくなってうれしい!

寒いのに元気に咲いていてほっこり。
ちなみに夏はここで野菜を育てています。
皆さんありがとうございます!

変化⑤国道沿いの看板を新設

トゥーノーイシデショウは、駅近かつ国道(356号)沿いという、小学校としてはなかなか珍しい好立地にあるのですが、なぜか外から見えにくいという難点も抱えています。

そこで、ずっと気になっていた国道沿いに看板を設置してみました!校内案内と同様に、小学校で使われていた机の天板を活用しました。

QRコードも入れてみました。読み込んでくれた人いるかなぁ。

看板、本当に悩ましいです…。わりとずっと考えています、看板をどうすべきか…(笑)看板屋さんにお願いすればすぐなのですが、自分たちで手を動かしてどこまでできるか、模索は続きます。

おわりに|楽しみながら小さな変化を積み重ねよう

「ここ、こうなったらいいよね」と思い立ったが吉日、すぐに動いている様子が伝わったでしょうか?

それぞれトゥーノーイシデショウで自分の仕事もしっかり進めながら、合間にちょこちょこと手が空いている人で協力してこんなことをしています。

廃校活用しかり、古民家・空き家の活用しかり、暮らしや地域を楽しむことは小さなリノベーションを楽しむことなのかもしれません。楽しみながら小さな変化を積み重ねていくことで、暮らしと地域がより充実していくのではと思います。

そんなことを考えていたら、TURNSの最新号の特集も「まちづくりは小さなリノベーションから動き出だす」!

オンラア未来会議も引き続き、小さな変化を生み出していくことに楽しみながら取り組んでいきたいと思います。


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