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ドライブイン蒲生

シネマジャック&ベティにて。

映画とは関係ないが…初めて行った映画館、めちゃくちゃいい雰囲気だった。街中にぽつんと佇んでいて、いい意味で"異様"なムード。シアター内に漂う煙草の香り。いつもなら憤慨すること間違いなしでも、なぜかここでは心地よく感じた。と共に、何か緊張感のようなものもある。具体的には表せない何かが、より一層この映画館を"異様"にしていた。

改めて映画本編について。

観る側との距離がとても近い気がした。物語の進行が…とか、あのシーンの意味は…とか野暮なことは考えなくていい。むしろその余地を与えない。自分の過去のあれこれと相まって、自然とカタチになる…そんな映画。

自分の好きな長回しのシーンが多かったのもあって、終始飽きずに見ることができた。どのシーンも綺麗で哀愁があって、隅々まで観たくなる。

ただひとつ言うなら、染谷くんじゃなくてもよかった気がする…。無名の俳優がやったらもっと危ない感じになったと思うし、観てみたい。

ゆとり世代。自信もなければお金もなく、毎日辛がってます。生きづらい人と猫の味方。