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THE CHINA SYNDROME

何の気なしにWOWOWをつけて見ていたらたまたまやっていて、途中からだったけど最後まで観てしまいました…。

原子力発電所の危険性を伝えようとする原発のひとりの社員、記者、カメラマンの物語です。たぶん、この映画は原発がテーマだと知っていたら一生観ることはなかったんじゃないかと思います。というのも、3.11以降、日本でも原発を題材にした多くの映画が公開されていて…原発というよりも、それを取り巻く人の映画と言ったほうがいいのかもしれませんが…。それはあまりにリアルで、リアルというより"現実"すぎて、無意識のうちに目を背けていたのかもしれません。それに加え、日本特有の涙を誘う演出が好きではなくて、実際は違うかもしれませんがどれもそういう展開になるんじゃないかと思っていました(いまでも思ってますが)(ドキュメンタリーはよく観ますが、映画は観たことがないのでわかりません)。

この映画は、いまの日本では絶対に作れない、観れない映画です。そういう意味で新鮮だし、なにより原発の社員のジャックの表情がとっても良かったです。長回しが好きなのもあるかもしれませんが、彼のカットだけ気持ち長めだったりして、とっても印象的です。後半は予想外の展開で、飽きなく観れました。テーマどうこうは抜きにしても、緊迫感があって面白かったです。

ゆとり世代。自信もなければお金もなく、毎日辛がってます。生きづらい人と猫の味方。