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感想のようなもの Unnamed Memory

去る4月17日、『Unnamed Memory』(古宮九時)の完結巻となる第6巻が発売された。結末を知っていた私でも楽しめたし感動した。それは書籍から入った方でも同様だと思う。 発売から3週間。少し早いような気もするが、ネタバレ込みで本編の感想を書きたい。今回は書籍版(と特典SS)のみの内容でWEB上の後日談についてはできるだけ語らないようにする。できるだけ多くの方と感想を共有したいのだ。 私がこの作品に出合ったのは4年前。初出は13年前なので古参でも何でもない。本編は「

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