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Johnny Walker RED label 1970‘s


今回はこちらの一本を飲んで評価したいと思う。タイトルにもある通り、ジョニーウォーカー赤ラベルの1970年代後半のものである。コールドベックが輸入を行い、760mL表記の記載があるため、1970年代後半と自分は考えてる。余談ではあるが、750mL表記だとほぼ1980年代中頃製となってる事が多く、味の方向性が変わる。自分は70年代の味の方が好みである。ジョニ赤のレビューなんて…と言う声も聞こえて来そうだが、現在のジョニ赤とは味が異なる。これが一本3000円しない値段で売りに出されてるんだから、有難いの一言である。

コールドベックの760mL表記

使用グラスは前回同様グレンケアン、評価は5段階での評価となる。では、始めて行きたい。

〜ストレート〜
香り;3(リコリスの様な花の香りが強い。ただし、アルコール臭と一緒にいるので、少々キツく感じるかもしれない。)
アルコール臭(鼻);5
アルコール臭(口);3
粘性;2
色;茶色。カラメルが入ってるのかも?
味;リコリスの様な花の香りから想像すると甘いんじゃないかと思うが、予想を裏切ってドライ。ほんのり甘い程度なので面食らうかもしれない。後から樽由来のスモークさと思われる香りがやってくるが、リコリスの香りが強いので、探さないと発見が難しいレベル。やや軽めの味わい。

〜ロック(前半)〜
香り;4(リコリスとスモーキーのバランスが良い)
アルコール臭(鼻);2
アルコール臭(口);1
粘性;1
味;後ろにいた樽の香りが前面に出てくる。それの後を追いかけて麦の香りがやってくる。味わいは相変わらずドライで甘みも抑えられてるが、麦の味が出てくるので、面白い。夏の夕方等の少し涼しくなってからゆっくり飲むのに最適かもしれない。

〜ロック(後半)〜
香り;4(リコリスの香りのみ)
アルコール臭(鼻);1
アルコール臭(口);1
粘性;1
味;麦の味が前面に出てくる。10年前後の原酒が使われてるのかな?というニュアンス。でも、美味しくないわけではないし、むしろ自分は好みな方。バーボン樽とかシェリー樽とかの要素というよりは、オーク樽のニュアンスの方を拾ってる感じがする。どちらかというと、味よりも香りを楽しむ方が良いかもしれない

ストレートで飲むのはちょっと厳しいけど、ロックや水割り、濃いめのハイボールにすると良いのではと思う一本。ドライな感じなので夏の時期には最適と思われる。現行の赤ラベルとは全く異なるので、中古で状態の良いのがあったら手元に置いて飲んでみる事をぜひお勧めしたい。(現に自分もストックがあと2本ある)


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