マガジンのカバー画像

秋詣2023

70
来たる秋のはじまりに、移り行く四季を感じながら「秋詣」として心新たにお参りを頂ければ幸いです。 収穫の秋、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋、などと、秋は多様な呼称がある… もっと読む
運営しているクリエイター

#神道

かつて新米はこの日まで食べられなかった!? だいぶ深い「勤労感謝」の話

寒さが日増しに募る11月。 いかがお過ごしでしょうか。 境内も大分色づいて参りました…♪ もうすぐ11月23日。 祝日である「勤労感謝の日」ですね。 毎年この11月23日に、皇居をはじめて全国の神社で行われている大切なお祭りがあるのをご存知でしょうか? 勤労感謝の日と新嘗祭11月23日は、暦の上では「勤労感謝の日」にあたります。 勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日が勤労感謝の日ですが、戦前は「新嘗祭」として祭日制定されていました。 今でも「新嘗祭」は、

11月は『七五三』 皆様お揃いでご参拝ください♪

11月は「むすび」の月。 秋の収穫に感謝する「新嘗祭」の月ですが、子供の成長に感謝する「七五三」の月でもあります。 神社には晴れ着のお子様と、笑顔のご家族が多くいらっしゃる季節。 ◆子供の成長を節目で感謝する「七五三」「子供は神様からの授かりもの」という言葉がありますが、子どもが生まれるとひと月を過ぎた頃に初宮参りをして、氏神様に無事の出産・生育に対する感謝とご報告のお祭りを行います。 七五三では、男の子は3歳・5歳、女の子は3歳・7歳を節目とし、晴れ着を着て装いを正

あらゆる「むすび」に感謝して生きる

今月の当社の御朱印で、キーワードとなるのが「むすび」という言葉。 皆さんは「むすび」という言葉で何を思い浮かべますか? 「結ぶ」という言葉には、“ひも状のものをくくる”という意味のほかにも「繋げる」「まとめる」「創る」「固まる」「締める」のようなさまざまな意味があり、「人と関係をむすぶ」「契りをむすぶ」といった“ご縁や心をつなぐ”意味でも使われます。 古来、願いを込めて結ぶことは、“人の想いまでをも留まらせることができる”と考えられていました。 神社でも「しめ縄」とい