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秋詣

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来たる秋のはじまりに、移り行く四季を感じながら「秋詣」として心新たにお参りを頂ければ幸いです。 収穫の秋、読書の秋、食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋、などと、秋は多様な呼称がある…
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2020年9月の記事一覧

10月の御朱印のお知らせ

心地よい秋風が吹き抜け、高く澄んだ空に心も晴れ晴れとする季節になりました。 早いものでもう10月。 秋は収穫の季節。春に蒔いた種は実をつけ、秋に収穫を迎えます。 10月は「神嘗祭(かんなめさい)」、11月は「新嘗祭(にいなめさい)」と、今年の実りを感謝する国の基となる大事なお祭りが続きます。 今月・来月と二か月合わせて、2つのお祭りがつながる【4面の特別御朱印】という形で奉製致しました🙂✨ 国の基となる大事なお祭りを、御朱印や記事を通して身近に感じていただけると嬉しいで

秋の夜長に月を眺める

徐々に秋らしい風が吹いて、だいぶ過ごしやすくなりましたね🍁 まだ暑い日もありますが、だんだんと夜も長くなり、月を楽しむのにぴったりな季節♪ この「秋の夜長に月を眺める」という美意識は古く、縄文時代頃からあったといわれています。平安時代には貴族の間で、詩歌や管絃を楽しみつつ酒を酌む宴として定着していました。 秋は、月を楽しむのに最適な季節「秋の夜長」とも呼ばれるように、秋は夜の時間がだんだんと長くなる季節。 この季節の月は、ほかの季節に比べてより綺麗に見えるような気がしま

9月は、当社の御遷座記念の月

9月は、秋のお祭り月! 当社の遷座の記念の月ということで、当社の歴史についてのお話です。 小野照崎神社はもともとは上野照崎の地(現在の寛永寺 輪王殿付近)に、小野篁公がお隠れになった仁寿二年(852年)に創建されました。 現在の入谷の地に小野照崎神社が移ってきたのはそれから約500年後の1625年9月19日のこと。 江戸城の鬼門(東北)封じとして寛永寺を建立するために、当社は幕府より移転を命じられ、現在末社となる長左衛門稲荷(現:稲荷神社)のある現社地に遷座しました。