桜餅

横浜生まれ横浜育ちの僕にとって、桜餅は長命寺派である。関西方面の道明寺は道明寺であって、僕にとって桜餅ではない。

桜餅（長命寺）

小学生の頃、桜の葉を教科書の後ろの方のページに挟んでおくと、秋頃になると桜餅のあの匂いになると云うのを覚えて、何年もやっていたのを思い出す。塩漬けの桜の葉は、外して食べることが多い。子供の頃は葉っぱを食べることなど言語道断であったからだ。

桜餅（長命寺）

ピンク色がとても可愛い。以前白い桜餅を食べたことがあるが、何かが足りないような気がして心が落ち着かなかった。皮のもっちりとした感じと、こしあんと、桜の葉の匂いの三位一体。桜餅を食べると春だなと思う。先日、今年初めての桜餅を食べた日はとても寒い日であったけれど、春がやって来た気分になった。

お茶

2月だというのにもう春の気分である。先日ふきのとうの天ぷらも食べた。この調子で前倒しにしておくと5月頃にはもう夏になってしまうのではないかと懸念している。暑いのは苦手だ。気温の低い今を満喫しておこうと思う。