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嗚呼、阪神タイガース #2 矢野監督、即刻退陣しろ!(その2)

今回もどうしても感情的にならざるを得ないので、申し訳ありませんが読み苦しくなることをお許しください。

では、約束につき監督の采配をベースに矢野監督の無能さを説明します。

そもそも、ペナント終盤からポストシーズンを含め、この成績をあげながらも誰一人矢野監督の手腕を評価している野球解説者はいません。珍しいですよ。優勝争いをしているチームの指揮官が評価されていないって。むしろ、苦言を呈するコメントのほうが多かったぐらい。このことをどうか忘れないでください。

ヤツの無能さを語るには、あのCSだけで十分。

まずは、サンズの処遇。シーズン終盤、調子を落とした彼を二軍に落とした。迎えた平田二軍監督を含め首脳陣は、彼の体調を考慮しながらポストシーズンや日本シリーズへ向けて実践への参加を含め調子が上がるよう懸命にやってきた。そしてフェニックスリーグでもそれは続いた。万全ではないが、しだいに復調してまずまずの状態にまでなったにもかかわらず、なぜにCSで登録しなかったのか。フェニックスリーグに参加する外国人や主力選手は、ポストシーズンに出場するための調整が目的。それ以上でもなければ、それ以下でもない。まあ、百万歩譲って、万全でないから一戦目は見送ったとしよう。でももう一敗もできない状況でも一軍にあげないというのは理解できない。もちろんスタメンで起用しろなんて言わない。でもベンチにもいれないとはなんたることか。たとえ結果出場機会が訪れなかったとしても、控えにサンズがいるだけで相手チームや相手投手にどれだけプレッシャーを与えることができるか。もちろん代打で出せば、その効果は大きいだろう。そして終戦。なんのためにフェニックスリーグに参加させていたのか、ただのバカだろう。

次に、梅野選手の起用法。シーズン終盤にきて打撃の調子を落とし、ましてやリード面においても少し不安が残っていた。そこへきて、矢野監督がコーチ時代からお気に入りの坂本選手のスタメン起用が始まった。坂本選手もいい選手なだけに、正捕手の梅野選手が調子を落としているところでの起用はいいとは思う。おまけに勝ちゲームが続き、スタメン起用も続いた。そして迎えたCS。なぜそこで梅野選手を起用しなかったのか。

昨年、梅野選手は遠回しに監督の起用法について不信感を抱いているコメントがあった。それを明確にしたのが今季の契約だ。今シーズンFA権を取得する梅野選手に対して球団は複数年契約をもちかけたが、本人は単年契約を望んだ。まさに、監督への不信感以外のなにものでもない。あー、このまま矢野が続投なら梅野選手は退団しちゃうのかーと正直思った。

他球団からも多くの解説者からも正捕手としての評価が高い梅野選手。シーズン終盤にスタメンの座を譲ったことは相当悔しい思いをしていたはず。その気持ちがわかれば(いや、ヤツ以外誰でもわかっている)、大事なポストシーズンの開幕にスタメン起用すれば、梅野選手だって意気に感じて今まで以上に頑張ってくれるはず。そうすれば、調子のいい坂本選手との二枚看板で、扇の要の不安はなくなる。そういう、選手を掌握する術がアイツにはまったくない。捕手出身にもかかわらずだ。

そういった意味では、大山選手はもちろん、糸井選手などに対してもそう。あのベテランがよく腐らずに頑張ってくれてると思うよ。なんでファンのこちらでもわかるようなことが、身近にいるアイツにはわからないんだろうか。他球団の監督はそんな鈍感じゃない。ファーストステージを突破したロッテの井口監督は、一戦目でリリーフに失敗した国吉投手を二戦目でも起用した。結果はご存知の通り、見事結果を果たしてくれた。ヤクルトの高津監督も、そいうところがうまい監督。成績を残せる監督は、誰しもが掌握術に長けている。

もう、試合前からこんな大事なことがまったくもってできていない。とても三年目の監督とは思えないし、そんなヤツの手腕でこんな成績が残せるはずがない。こんなヤツのもとで、選手はほんとうによくやってくれた!

そして、試合開始。最後の最後でヤツに壊されそうになった高橋投手が先発。コンディションが心配だった。序盤はなんとか。ただ中盤で捕まった。シーズン最終戦の影響は間違いなくあったに違いない。にもかかわらず、どうして長く投げさせようとしたのかがわからない。ポストシーズンは始まったばかり。日本シリーズまで考えれば、絶対に無理をさせていいわけがない。それこそ総力戦でいくべきなのに、打たれても打たれても交代する様子がない。ほんと、勘弁してほしい。これでは、試合に負けるし、何よりも高橋投手がまた故障してしまう。勝てれば選手のコンディションやメンタルなんてどうでもいいんだ。だからこそ、特に短期決戦なんて勝てるはずがないんだが、それすらわからないのが矢野監督。まさに私利私欲の権化だ!

そして、5回裏の攻撃。マルテを一塁に置いてのエンドラン。ほんとこの三年間を象徴するようなアホ采配。1点差だよ。ファーストステージは阪神有利で、引き分けでも勝ち星に値するのに、なぜにそんなギャンブルにでた。サインが盗まれていたのではとか言われているけれど、そんな問題以前に戦況が見えていない。引き分けでも勝ちに等しいなら、まずは同点に追いつけばいい。逆転なんて必然じゃない。もう、ほんと余計なことしかしない首脳陣。こいつらがいなければ、もっともっと勝ち星は増えてた。

短期決戦、試合中盤で先制をされて少し不安な状況。しかし、点差はわずか1。ノーアウトでランナー1塁というところで、菅野投手といえども「いける!」と選手全員が思っているところだろう。この場面で普通指揮官なら、一瞬でチャンスを潰すと選手たちが意気消沈してしまうから、引き分けでもいい試合だしなるべくリスクを抑えた采配をとるだろう。幸いにもバッターは糸原選手。決して上手いほうではないけれど、送りバントが妥当策だと思われる。それをエンドランって。なんでもかんでも、エンドラン。一回上手くいったら、それを何度もやってくるバカげた采配。とても故野村克也氏のもとで野球を勉強していたキャッチャーとは思えない。

一戦目の最後は、原口選手。シーズン終盤、なぜかあまり起用されなかった。第3の捕手だからこそ、代打としての出場も試合終盤が多くなるのは仕方ないとしても、もっとなんか選手が意気に感じられるような場面で起用できないもんかね。彼だってまだ30歳。梅野選手と同い年。試合に出たくて出たくてたまらないだろう。それでも彼はそんなことでは決して腐らない。だからこそ、それが代打だとしても、たとえ調子が悪くても、信頼して起用し続ければそれ以上に応えてくれる選手。それは金本前監督のときに、幾度となく皆が目の当たりにしている。都合のいいときだけ頼んだって、無理な話。どんな時でも全力で勝負する原口選手であっても、ヤツのもとではそうそう奇跡なんて起こせませんって。

絞ったところで、こんだけ言わなきゃならないって、どんだけ無能なんだ。ということで、二戦目の無能采配は次回にします。


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