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SNAPSHOTS

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日ごろ撮影しているスナップショットを週刊でまとめています。主に FUJIFILM X-Pro3 • X100VI による撮影で、撮って出し多めときどき丁寧。好きなレンズはVoig…
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2024年4月の記事一覧

W16-2024 | 百花繚乱と大山

2024年4月14日 - 4月20日。 今回もパースやクロップの調整以外は編集を加えていない、「ほぼ撮って出し」の写真ばかり。FUJIFILMの色は本当に良いなと、百花繚乱の色を捉えて実感する春。 大山すっかり暖かくなったので阿夫利神社のお膝元、春の大山へ。駐車場から阿夫利神社下社まではケーブルカーで快適に登り、時計回りに進む一般的なコースを選択した。 高地では桜がまだ満開で、自分の住まいの周りではあまり見かけない枝垂れ桜が見事。 樹々の間を縫って射し込む午前中の光が

W15-2024 | 新宿BBBの怪獣8号

2024年4月7日 - 4月13日。 • • • 気がつけば新宿駅構内のそこかしこが巨大サイネージで溢れまくっている。新宿ウォール456に続き、4月15日には南口構内に新宿BBBが開業した。 写真の撮影日は8日なのでプレオープンという位置付けだったのだろうが、全面「怪獣8号」の予告編が流れており目に入る全てのサイネージがジャックされていた。 これだけ異質な空間でありながら既に見慣れた光景のひとつとして受け入れられてしまったのか、新宿駅の朝は外国人と自分以外は誰も足を停

W14-2024 | 眠い昼と漆黒の夜に桜狩り

2024年3月31日 - 4月6日。 前の週の天候不順を引きずって、まるで梅雨のような週。雨が降らなかったというだけで貴重だった日の昼と夜に、桜狩りに出掛けた。 鎌倉若宮大路の段葛は7分咲きの具合。まだ使い慣れていないX100VIで撮影したところ、やけに紫の色味が乗るなと思ったのだが、拡大してみたところがっつりとパープルフリンジが発生していた。かなり重めの曇天だったので強めに露出を上げていたのだが、逆光状態の絞り開放は注意が必要そうだ。 一年も待ったことであるし今年も綺

W13-2024 | 彩度の低い一週間

2024年3月24日 - 3月30日。 台北から成田へは、香港でのトランジットを経て。上空からえらく長い橋が見えて興奮したのだが、「港珠澳大橋」という海上橋としては世界最長の55kmの巨大建造物だそうだ。 • • • • • • そして私の元に軽率にX100VIがやってきた。 • • • この週の関東は天気がぐずつき気味で気温も低く、彩度の低い毎日。おかげで桜の開花が遅れ、咲いても降り続く雨がそのまま桜流しとなってしまうのではと心配していたように思う。

D83-2024 | 台北 午前九時の九份

2024年3月23日、第83日目。 九份人混みが苦手なら行列も苦手。ならば大混雑があたりまえの九份など行くものか、と思っていたのだが。午前中の散策だったらアリかも知れぬと思い、松山駅から早朝の高速バスに乗り込んだ。 九份に到着したのは午前9時手前だったと思うが、この時間まだ街は目覚めておらず自分を含め観光客はまばらで、シャッターがほぼ閉じたアーケード街を歩くことになった。 朝から眠そうに営業している店を尋ねては朝ご飯をいただいたり甘味を味わったりなどしたが、気温も高くな

D82-2024 | 台北 飲むように豆花と魯肉飯を食らう

2024年3月22日、第82日目。 午前中時間が取れたので、散歩がてらホテルから国立中正紀念堂までそぞろ歩きした。 比較的低層の建物だが、それにしてはサイズ感の大きな看板たちが俺が俺がと激しく主張してくる。 • • • 中正紀念堂辿りついた中正紀念堂の広大な敷地には、本堂のほかに入り口の大門や国立劇場・国立音楽堂の兄弟建築が向かうように建てられており、これらもかなり立派だがやはり本堂のスケール感がすごい。 感覚的にはインドのタージ・マハルを思い出させる大きさと「白」