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カザフスタンの直行便スキャット航空と高速鉄道とSIMとYandexの話

2019年7月1日から成田空港→カザフスタンのヌルスルタン(アスタナ)の直行便が飛び始めましたんで乗ってみました。
ちなみにウズベキスタンも直行便ありますウズベキスタン航空。

◆スキャット航空

スキャット航空、片道48000円の8時間半。
往復でも6万行かないかも。
リンク先で直接予約してカードで支払い。
週一運行の模様。

成田空港第二ターミナルFでチェックイン。
事前チェックイン、席指定はできませんでした。

チェックインカウンターでは、
紙のリストを確認。席は事前に自動で前から詰めて割り振られてた気がします。

で、これがボーディングパス。
初めて見たタイプ。ブエルリンクだかジェットスターが使いまわしの引換券だったけど、あれ以来の驚き。コピーしてたものを渡してくれました。

裏には手書きで預かり荷物の番号を書いたシールをはってくれました。5キロ以上は機内持ち込み不可。LCCより厳しい。いままでロストバゲージが怖いので預けたことないのですが。ほんとに届くんかいな…。

このホットなボーディングパスを持って出国へ。
機内へはバスで運ばれます。だいぶ待ってバスが満員になったら動き出しました。一台で全員収容した模様。

機体にはスキャット航空の文字が見当たらず…脳天気なペイントに一抹の不安も。

席は3-3×40列くらいの感じでしたが、全員前の10列に詰め込まれていて、後ろはガラーン。各自、CAさんに確認して移動してました。

飛行機はだいぶ年季物。スクリーンありません。毛布ありません。言えば出てくるようだったけど、暑すぎていらなかった。日よけが壊れてたり、空調は昔のバスタイプの回すやつ。機内販売なし。イスはよれよれの革? 中国語表記がやけにまぶしかったので、払い下げなのかも。あー、クバーナ航空、こんな感じだった(もう少しきれいだった)。

でも、みなさん、笑顔でお給仕してくれて、ナニは着てても心は錦と言いますか。そんなもんだと思えばOKな心持ちに。

機内はやけに暑く、体感的には32度くらい? 

機内食は出てきました。カトラリーとか、いっさい航空会社のマークなし。きっとグッズ作る暇もなかったんだな、そういうことにしよう。

一時間遅れで離陸。飛べばいいです48000円だし。

3列占領して、横になりながらアマゾンプライムでDownloadした映画を楽しんでるうちにつきました。

無事を信じてたけど、本当に無事でホッとしました。荷物も無事に出てきました。

カザフスタンは15日とか観光ならビザいらず。滞在許可証↓を入国審査のとこで書きました。

ヌルスルタン空港にはSIMカードの販売は見つからず。
10番バスに適当に乗り、運転手さんに180テンゲ(50円くらい)支払う。レシートもらうので、大切に保管。乗車1時間の間に2回チェック来ました。


そばの人にホテルの住所の紙見せたら降りるとこ教えてくれました。「2GISってアプリが便利やから入れなさい」とすすめてもらいました。降りたあと、道に迷って別の人に聞いたらホテルまで連れてってくれました。ありがてぇことや。

◆3G300円SIMフリーバンザイ

そのあと、SIMカード買いに行きました。activというKcell系のとこ。SIMカード200テンゲ+3GB30日(電話付き)1000テンゲ。日本円にして300円くらい。さっきから、あまりの安さにふるえがとまりません。キオスクなんかで買うと、入金とかアクティベートとかちょっと面倒なので、beelineやKcellのお店で買ったほうがいいです。

お姉さんが一日25テンゲで使っただけってプランもあると言ってましたが、つまり、一日約7円。どこのパラドックス? 何がおきてる?
docomoとかauとかSoftBankとかの海外使用は3000円/一日やぞ???

ということで気にせず1ヶ月300円コースに。昔、docomoやSoftBank使ってたころは15日海外旅したらなんかすごい値段来てたよ。あれなんだったんかな。もう絶対SIMフリー命。

サクサク地図も見れていい感じでした。

レストランもホテルもスーパーもクレジットカード使えるから、あまり現金必要ない。博物館とかバザールくらい。

◆高速鉄道はネット購入でOK

ヌルスルタンからアルマトイへの移動は高速鉄道
なん本かあるうちの、13時間でつく早いやつ。日本でリンク先からネット予約して、プリントしたものが、そのまま乗車券として使えました。めっちゃ便利。あまりに心配でなんどもヌルスルタン駅の係の人に確認したけど、「これそのままでいい」と。

ちなみにヌルスルタンには鉄道駅が2つあり、アルマトイ行きは北のはしにある駅です。出発駅をしっかり確認のこと。

6200円位。21時ヌルスルタン→10時過ぎアルマトイ。一部屋2人の一番高いやつにしました。
座席もネットで選べます。偶数が上のベッド、奇数が下のベッド。

当日は売り切れだったので、事前にネットで買うことをおすすめします。3日前に購入したとき、高いベッドは残り一つ。

駅で掲示板見ながら待機。

夕日の中、出発。

同部屋は、警察官のおじさん。食堂車でご飯ごちそうになった、ありがたい。
元々韓国人で、カザフスタンで警察官しているそう。たしかに、カザフスタンとかウズベキスタンとか中央アジアって韓国直行便もあるし関係が深いんだよね。おじさんは、ロシアのモスクワ警察学校に行ったからロシア語が話しやすいそう。独立するまで、カザフスタンに警察学校はなかったとか。いまはある。

ちなみに、ナザルバエフ大学(カザフスタン)の総長は勝茂夫さんという日本の方だそう。知らなかったよ。ウズベキスタンの電車でもウクライナに住むチュニジア系フランス人に「ワンパンマン見たほうがいい!」とか、チベットではブルガリア人に「日光の10月にある侍の祭りがファビュラスだから行け」とか教えてもらったな。自分の国なのに、よそ様から教えてもらってばかり。

いままで50カ国以上旅したけど、こんなんばっかだな。なんでか知らんが、危ない目あったことない。みんな優しくて、いろいろごちそうしてくれたり、教えてくれたり、ものくれたり。おじさんもおばさんも、お兄さんもお姉さんも、たくさん親切にしてくれた。チビちゃんたちもみんなかわいらしいし。だから、好きな国がたくさん。世界はステキだなと思います。

ということでアルマトイ着。あっつ! ヌルスルタン25度くらいで涼しかったけど、一気に32度とかになりました。

警察官のおじさんに「日本来るとき連絡して」と言うと、「この仕事をしてると、日本には入国できない。ビザが下りない。日本以外の韓国もヨーロッパも行けない」と悲しそうに言われた。

なんだそりゃー!
よくわからないが、よくわからないことがたくさんある。。。

あと「2GIS便利やから、いれとき」とまたもやプッシュ。グーグルマップか百度地図でええねんけど、とおもいながら入れました…ロ! シ! ア! 語! 

◆タクシーアプリYandexとエアアスタナ

前日にアーリーチェックインして、ボーディングパスをスマホ登録したので、チェックインカウンターには寄らずそのまま出国へ。荷物は機内持ち込み。

ホテルからアルマトイ国際空港へは、タクシーアプリYandexで。1320テンゲ。360円。オーダーして3分くらいで到着。

心配だったので、念のためグーグル翻訳で行き先確認。大きくうなずいてくれました。

バスなら1時間かかるところを20分で到着。1320テンゲはクレジットカードで自動決済。

普通にタクシー頼むと3000テンゲくらいに交渉らしい。
場所伝えても違うとこ連れてかれたり、300と言ったのに600になってたり、地球の歩き方の相場感が古くて3000と書いてあったのに7000が妥当だったり。なにより身の危険が常に伴うし。タクシーは最悪なので、特に新興国ではホテルから呼んでもらう以外は使わないようにしていました。でも、新興国ほど交通の便が悪くて使いたい。
Uberが登場したときは歓喜したものです。

ホテルから30分で、搭乗待合に到着。
予想以上に早い。日本の地方空港くらいの規模感です。すごくスムーズでした。

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◆カザフスタンの物価

めっちゃ安い。アルマトイの四つ星ホテルが7000円。地下にプールあった。

そのへんで食べるセルフサービスのご飯270円(飲み物と、ピラウ、ボルシチ)。水1リットル54円。

◆町中の様子

清潔。きれい。安全。危険な気配は特に感じず。
ヌルスルタンは人工都市なので、近未来的。ギラついてない感じのいいアゼルバイジャンのバクーみたい。
アルマトイはヨーロッパっぽい。趣がある。道がえらい広いのはロシアの街並みっぽくもある。

↓ヌルスルタン

↓アルマトイ

◆ご飯とかの感じ

スーパー超充実。↓アルマトイのスーパー。

レストランもまあまあすてき。

ヌルスルタンのスーパー

◆お金について

クレジットカードがかなり使えるので、少額換金で様子見ながら。まちなかにたくさん両替屋ありました。ドルかユーロがよいかと。

今回は時間がなかったけど、アルトゥンエメリ国立自然公園やドゥズバイル塩湖、チャリンキャニオン、バイコヌール宇宙基地(ロシアの租借地ツアーのみ)も行きたい。なにしろ日本の7倍の大きさ。
あと、ソ連時代に核実験した穴に水が溜まって湖になってるとことか。