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社会課題解決に挑む「Beyonders」2023年上期(6月〜8月)に参加します

こんにちは。オノリナです。

この度、社会課題解決に挑む「Beyonders」に、市川望美さんと一緒にプロジェクトオーナーとして参加することになりました。

「生と死のウェルビーイング」をテーマに、
来年4月に「DEATHフェス」を開催したい!

前回ご紹介した「堆肥葬を日本で実現するにはどうしたらよいのか?」をいろいろ調べはじめてみると、法律面での問題はもちろんのこと、価値観の多様化が進み、個を尊重し一人ひとりのウェルビーイングの重要性が叫ばれるなか、死亡時の「葬送」においては、従来の家族制度や慣習・しきたりが重んじられ、多様な選択肢を持つことが難しいという現状が見えてきました。

そこでまずは、そういった死をめぐる社会課題をひとつずつ紐解きながら、多死社会、テクノロジー時代における「死」の捉え方について対話する場をつくりたい。そして、かえりかたや弔いかたに多様な選択肢があることを知り・考えるきっかけとなるイベント「DEATHフェス」を企画・開催したいと考えています。

この生煮え状態のプロジェクトを、一緒にワクワク楽しんでくださるプロボノメンバーを絶賛募集中です。

プロジェクトの詳細はこちらhttps://beyonders.etic.or.jp/asset/themes/beyonders/images/pdf/prj_i.pdf

参加に関心のある方は、下記より「Beyonders説明会」に参加してみてください。(我々は、4/25の回に登壇する予定です)
【第1回】4/19(水) 12:00-13:30
【第2回】4/25(火) 16:00-17:30

「死」のことって、とても話しづらいですし、タブー視されるテーマですが、誰にでもいつか必ず訪れるもの。年代や状況によらず、多くの人がもっとナチュラルに死と向き合って自分ごと化して捉え、そこから「今」をどうよりよく生きるかを考える「生と死のウェルビーイング」を考えるムーブメントを起こしていきたいと考えています。

その先に、私は堆肥葬をなんとか日本で実現して、自分も最後は堆肥となって地球の一部になりたいwと本気で願っています。


ここからは、本プロジェクトの共同代表 のぞみさんとの出会いやこれまでのエピソードについて振り返ってみたくなったので書いてみます。気になる方だけどうぞ。

のぞみさんと初めて出会ったのは、長男の産後、世田谷区の子育てひろばに行ったときのことです。なので、もうかれこれ今から16年前になります。のぞみさんは子育て支援コーディネーターとしてそこにいらっしゃって、同じ助産院で出産したという共通点もあり、子育てのことをいろいろお聞きしたように思います。

当時私は「0歳で子どもを保育園に預ける」決心ができず、とりあえず、すぐには入れないだろう認証保育園で順番待ちをしていました。ですが、思いがけずすぐに空きがでたという連絡が来て、「断ろうかな」と迷っていたのです。そのことを、子育てひろばで相談したところ、そこにいた人全員が即答で「そりゃ、預けるでしょ。認証なら慣らし保育もゆっくりできるしよかったね〜!」といわれて、「え、そんなもんなの?」と拍子抜けしたのを覚えています。そこで背中を押してもらって、私は、子どもを保育園に預ける決心ができたのでした。

その後、2009年に立ち上げた女性フリーランスのメディア「Rhythmoon」に登場いただいたりもしましたが、もっと印象的なエピソードがあって、2011.3.11の震災の瞬間、わたしたちは同じ空間にいて、六本木にあるビルで、ムハマド・ユヌスさんのソーシャル・ビジネス・ワークショップに参加していました。

昼食を終えて、和やかに午後の部がスタートしてしばらくしたとき、これまでに経験したことのないような大きな揺れを感じました。会場の机にストッパーが付いてなかったのか、揺れに合わせて机が部屋の中を大移動していた光景が、今でもなんとなく記憶に残っています。揺れがおさまり、外を見ると、遠くで黒煙が上がっている様子も見えて、なんだか大変なことが起こっているというのをすぐに認識しました。

イベントはすぐに中止となり、すぐに避難・帰宅の途へ。でももちろん、エレベーターも止まっているので、階段を使うしかないのですが、実は私はそのとき妊娠8ヶ月のお腹の大きい妊婦でした。のぞみさんに気遣っていただきながら階段を降りていると、大きな余震が何度も来て、防火扉がバタンバタンと音を立てる中、また大きい揺れがくるのだろうかと緊張しながら階段を下りて、なんとか地上に出たのを覚えています。ガラスの破片が散らばる歩道を歩き、奇跡的にバスに乗れてなんとか渋谷までたどりつき、お互い気をつけて帰ろうねと別れたのでした。

その後、私の出産が続き、仕事も忙しくなって、絡みは少なくなったけれども、仙川にあったコワーキングスペース「cococi」にお邪魔させてもらったり、のぞみさんの大学院の修論発表会に聞きに行かせてもらったり、なんとなくゆる〜くつながってはいました。再び急接近したのは昨年末から。運営する女性経営者・フリーランスのコミュニティ「ホクレア」のトークライブにもゲストとして来ていただきました。

そして今年2月にPolarisにお誘いいただき参加した「飯綱町ワーケーション」の余白時間で、のぞみさん、みわさんと何気ない会話の中で「堆肥葬」のことを話したのが、コトのはじまりでした。のぞみさんも、エンディングに関することである想いをお持ちで、「なんか一緒にできるといいね」と盛り上がり意気投合。それがきっかけで企画書をまとめはじめ、第一弾としてこのBeyondersに応募することになったのです。

「そのアイディア、すごくいいね!おもしろいね!」と盛り上がることはあるけれども、なかなかカタチにならないことってよくあるので、今回のスピーディな展開には自分でも驚き、そしてとってもワクワクしています。

最近、まだ子どもが小さかった頃に出会った人と再びつながったり、連絡をとりあったりということが続いていて、人とのご縁、つながりっておもしろいなあ、めぐってくるんだなあと噛み締めています。DEATHフェスは、これからがいろいろ大変なことだらけな気もしていますがw、楽しみながら、私たちらしいやり方で実現させたいです。

というわけで、こんな楽しいプロジェクトをご一緒してくださる方、ぜひご連絡をお待ちしていますねーーー!

合同会社カレイドスタイル 代表。企業や経営者、アスリート、研究機関の伴走者となり、情報発信やコンテンツ制作を支援しています。堆肥葬を知り「自分もいつか利用したい!」という思いからをリサーチ&勉強をスタート。2024.4.14DEATHフェスPJ共同代表のひとり。