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おいしい構成 ~内在化と逸脱およびレイアウト

建築構成学は建築の部分と全体の関係性とその属性を体系的に捉え言語化する学問である。構成学は内在化と逸脱によってはじめて実践的価値を生むと思われる。

内在化は構成がどのような意味や価値を含んでいるかを示す。また、構成・形式からの逸脱は象徴につながり、それによって知覚に注意と持続性を与える。(象徴については後で再び述べる。)

すなわち、おいしい構成とは内在化によって意味や価値を知覚させ、逸脱によって知覚に注意と持続性を与え活性化するものといえる。

また、構成は属性のレイアウトとも言える。形の構成を考えるのではなく、人間にとっての意味のレイアウトを考えるというような視点も有効だと思われる。また、それぞれの関係性を考える際には言語学の援用なども有用かもしれない。

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