[日々鑑賞した映画の感想を書く]『ディナー・イン・アメリカ』(2020年 アダム・レーマイヤー監督)(2021/9/26記)

 90年代のアメリカのアンダーグラウンドなパンク〜インディーズ・シーンが好きなら文句なく楽しめると思うけど、バカ男とアホ女のダメダメな共依存的関係性を描く、という意味ではある意味古典的なお話でもあって、パンクに詳しくなくても通じるだろう。『バッファロー66』や『シド&ナンシー』系の映画だが、後味はずっとアッケラカンとしていて爽快ですらある。最初は凶暴でケンカっ早いだけのクズかと思われた主人公が、実は全然口だけで弱っちい、というあたりからだんだん身に積まされてきた、というw カセットMTRを駆使しての多重録音やミックスまでこなすスキルがあるんだから、ただのバカじゃないよねw


 とにかく飛び交う言葉が汚すぎて笑える。「ぶっかけ」がアメリカのアホ高校生でも使う万国共通語と知りました。

 ジーザス・リザードのデヴィッド・ヨウが役者として出演してるらしいが、よくわからなかったですわ。(2021/9/26記)

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