[映画評] vol.10 マイケル・アプテッド監督『アンロック / 陰謀のコード』4/20公開

映画『アンロック / 陰謀のコード』試写
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 ロンドンを舞台にしたスパイ・アクション映画。監督は『007 / ワールド・イズ・ノット・イナフ』のマイケル・アプテッドで、主演は『ミレミアム』シリーズのノオミ・ラパス。脚本に無駄がなく、演出もテンポ良く進行して飽きさせない。もっともお話そのものはかなり入り組んでいてどんでん返しも多く、そのうえ説明的な描写を切り詰めてスピーディーに展開するので、一回見ただけではすべてを理解するのはなかなか難しいかもしれない。それを補うのはアクションの痛快さで、いろんなアクション映画を研究していいとこどりしてる感じ。ラストもちゃんとカタルシスがある。俳優もクセのある人たちを揃えていてストーリーの奥行きもある。

 配役が地味なのであまり注目されないかもしれないが、これは面白いです。ロンドンの町並みも雰囲気があって、観光映画としても優秀。好評ならシリーズ化されそう。おすすめ。4/20からロードショー。

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