雑誌『東京人』の特集は「阿久悠と東京」。その中で、岩崎宏美のインタビューを書きました。

 雑誌『東京人』最新号の特集は「阿久悠と東京」。昭和歌謡の巨人の生誕80年、作詞家活動50年、没後10年を記念しての特集です。この中で、岩崎宏美のインタビュー記事を書きました。

http://www.toshishuppan.co.jp/tokyojin.html

 阿久悠が作詞した曲は生涯5000曲以上にも及ぶらしいですが、もっとも多くの詞を提供したのが岩崎宏美。デビュー曲から14枚連続シングルAB面の作詞を担当するなど、計64曲もの歌詞を岩崎宏美に書き下ろしています。「ロマンス」「思秋期」「シンデレラ・ハネムーン」など名曲揃い。短い時間でしたが、岩崎さんにお会いして阿久悠さんの思い出を語っていただきました。岩崎さん、とても鷹揚で朗らかで気さくな方で、なんでも率直にお話いただきました。58歳を迎えた今も昔と変わらずおきれいでキュート。とても楽しい取材でした。

 記事の書き出しの部分を抜粋してみます。

 作詞家・阿久悠にとって、歌手・岩崎宏美は特別な存在だった。阿久が岩崎に提供した楽曲は他の歌手に比べても際だって多く、計64曲にも及ぶ。それだけではない。デビュー・シングル「二重唱(デュエット)」から、「シンデレラ・ハネムーン」に至る計14枚のシングルのAB面曲をすべて手がけているのである。阿久がデビューからこれほど深く濃密に関わった歌手はほかにいない。岩崎にとっても、歌手として、女性として、そして人間として大きく成長させてくれた恩人であり師匠でもあった。

 特集のほかの記事も、この雑誌らしく丁寧で緻密、作詞家・小説家・文筆家などさまざまな側面を持った阿久悠の全体像をうまくまとめています。さすがにこの巨人の全貌を把握するのは至難の業ですが、この特集で一端ぐらいは掴めるんじゃないでしょうか。ぜひご一読を。

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