[日々鑑賞した映画の感想を書く]『ペコロスの母に会いに行く』(2013年 森崎東監督) (2021/7/14記)

 認知症を患った老母(赤木春恵)と、介護する息子(岩松了)の話。介護も認知症も縁遠い若い人と、親の介護が現実の身近な問題だったり、あるいは自分が介護されるような年代の人では、受け止め方が違うかも。最後はちょっと楽観的すぎる気がしたが、コメディなので問題ないでしょう。森崎東監督の演出はさすが熟練の技。テンポもいいしキレがある。主演の赤木春恵ほもちろん、普段は癖のある悪役が多い岩松了もいい味を出している。赤木のメイクがかなり濃いのは気になった。(2021/7/14記)

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