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島田に移ってきてからはじめて投票して思ったこと

島田市長選挙&市議会議員選挙が終了した。

https://www.city.shimada.shizuoka.jp/gyosei-docs/r3shichoushigi_kaihyou.html

結果はこちら。(島田市ウェブサイトへ)

島田に移ってから大きな選挙は初めてだったので、色々感慨があった。
覚えておきたいので、以下私見込みでメモ。

市長選挙のこと

【当選】染谷絹代|無所属|30,202票
現職。
同規模の地方自治体が抱えるのと同種の様々な問題に対して大成功はなかったけど大ミスもなかったかなという印象。

【落選】土屋昌弘|無所属|16,050票
情報工学系研究者の出自を押しつつ、「文化、芸術、技術」の振興を訴えていた。

【落選】福田正男|無所属|3,386票
元市議会議長。
林業のことを訴えつつ、「スタバ誘致」を謳っていたのが記憶に残っている。

大きな論争議題は不在だったと思う。
有権者としては「絶対にこうしたい!」というメッセージを託しにくい状況で、真面目に投票するにはそれなりの思考が必要だったかもしれない。

で、僕の個人的観察ではこの票の割れ方とかを以下のように解釈した。
--
《個人的妄想による投票者の思考》
うーん。
染谷さん、大ミスは無いんだけど個別の政策ではちょっと違うって思うところもあるんだよなー。
土屋という人は工学博士かー。
なんかやっぱ、ITとかわかる人に市長をやってもらった方が現代はいいのかなー。
いやでも、それだけで決めるってのも違うのかなー。
染谷さんは色々やりかけていることがあるし、それらをやり切ってもらうことに希望をかけた方が前向きかなー。
そうだなー。
そうかもなー。
(スタバ?いや、知らん)
--

という感じかなと思った。
みんなが適度な葛藤の中でそれでも考えて投票したという意味で解釈できるなら、誰が当選したかということと別の意味で、島田の人たちはみんな考えることを諦めていないのかなと思えて、そこが良かったと思った。

染谷さん。
ちょっとアタマがかたいところがあるように見えるんだけど、いろいろなことを自分で勉強して一所懸命考えてくれているのは伝わってくるので引き続き期待しています。
過疎地域へのフォローが行き届かなくなる問題に対しては、「中心市街地への移転/機能集約」という選択肢はできれば取らずに別の方法を考えてもらえると嬉しいです。
僕も考えます。

市議会議員選挙のこと

1,400票あたりを境目に、定数20に対して4人が落選という結果。
いろいろな意味で、「目立たなかった人が落選している」という状況に見える。
人口規模からするとこうなっちゃうんだけど、「目立てば当選する」のだとするとちょっとあまりよろしくない状況だと思う。

圧倒的1位で当選している青山まさとらさんは、「全戸訪問」を謳っていたのが印象に残っている。
本当に全戸行ったのかどうかは知らないけど、確かに我が家にも本人が来た。
1,500票くらいとれば当選するわけなので、政治家としてどうなのかとかは別として選挙の作戦として確かにその技は有効に機能していると感じる。

ただ、彼は「市長になりたい」という意味のことを以前から言っていたけど、今回の結果を見る限りはその技だけでは市長選には届かないよね。
今期の市議を務めながら、市長選挙も通る新たな、選挙時だけでなく実行を伴う技を見つけてほしいなと思った。
40代前半で「若い」というところは期待している。

というようなことを、思った

あと、選挙公報誌の冒頭に来る候補者が市長選市議選ともにみんな女性になるってのは、近隣他市町の中でどれくらい珍しいことなんだろうというのがちょっと気になった。
個人的には、すごくいいと感じている。


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