知的財産を吐く~知財がテーマのコンテンツ:川柳~【弁理士の日記念ブログ企画2023】
本記事は「弁理士の日記念ブログ企画2023」のエントリー記事です。今年のテーマは「知財がテーマのコンテンツ」ということで、知財川柳 について書きました。
5・7・5 の限られた文字数から醸し出される余韻。
奥行きのあるメッセージ。
要点がサクッと表される清々しさ。
川柳にはそんな魅力が溢れているのではないでしょうか。
以下、個人的にお気に入りの作品を紹介していきます。
あるあるですね…!中間処理実務の醍醐味かもしれません。
どういう方かを探るべく、拒絶理由通知に記載された審査官さんのお名前でWeb検索を行い、審査官さんの顔写真を探したりしたこともあります。あとは審査官面接に伺った場合、知財部同僚にも参考にしてもらうべく、審査官さんの雰囲気が伝わるようなイラストを描いてみたり・・・。
では、2件目です。
弁栗鼠さん!大変お懐かしいお方。
クレーム作成と同等以上に練られたであろう本作品。不思議なもので、たった17文字から、普段のお仕事への真摯な姿勢も醸し出されている気がします。
3件目は、クレーム関係の ”あるある” ネタです。
職場でもおうちでも、気が抜けませんね。
4件目は、法目的に関する一句。
知財関係者が1度は通るであろう疑念がシンプルに表現されています。
特許等の制度を通じ、本当に産業が発達するのか?
明治時代に考えられたインセンティブ設計は、令和には通じないのではないか?
色々な問いが浮かび、気持ちの良い答えは得られないかもしれません。そんなときは、
・知的好奇心が満たされるので特許の仕事がスキ。
・堅苦しい公報の中で輝く可愛らしい特許図面がスキ。
・技術をお行儀よく開示して未来へとつなげる姿勢がスキ。
・産業を発達させるにはどうしたらいいのかを考えるのがスキ。
・先人が積み上げた知財情報を活用してビジネスを進めるのがスキ。
といった感じで、ポジティブに捉えて楽しく過ごしていきたいものです。物事には様々な側面があり、負の一面を過度に気にしていても仕方がないですから。
最後はこちら、商標に関して吐いた一句です。手前みそですが。
商標とは、人の知覚によって認識することができるもの(のうち、文字、図形、記号、立体的形状若しくは色彩又はこれらの結合・・・略)であり、人の記憶の中で栞の役目を果たしているもの。
・・なんじゃないかな、と。
Uchida
記事をご覧いただき有難うございました!