ファンレター書くのに半年かかった人の話

書くにしても喋るにしても言いたいことを上手いこと表現できた試しがなく、なんなら言いたいこともそんなにない人生を送ってきました。
だからお手紙を書いたのは今までお礼状くらいだったのですが、推しに対して感謝を伝えたいという気持ちが湧き上がってしまい、少し前にファンレターを書いたときの話です。

封筒と便箋を買って書けなくて
追い込むために切手を買って書けなくて
さらに追い込むために封をするシールを買って
ようやくスマホのメモに下書きを始めて
書いては消して
下書きが終わったところでやっぱり送らない方がいいかな…と思い始めて。

とはいえ普段手紙を書かない人間がこの下書きからより良いものを作れるでもなく。
で悩みあぐねた末のタロット一枚引き。
ちゃんと推しは私が伝えたいメッセージを受け取ってくれますかと。

魔術師の正位置。

背中を押して欲しい気持ちが呼んできたカードなのかもしれないけれどここまで全力で肯定されたら出さないわけにはと思い。
かくしてファンレターを送ったのが今年の3月。去年の9月に封筒と便箋を買ってから半年。
最後まで悩んで出したので読んでくれていることを願うばかりです。
また書こうかな。出すのは半年後かもしれないけど。

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