Episode 2: Demolition

0. 誕生日と趣味

最近誕生日を迎え、やっと成人しました。しかし、大人になるのは想像以上に呆気ないものだと実感しました。所詮人生の1/4を過ごしただけなのになぜこのタイミングで「オトナ」というラベルを貼られて生きないといけないのか、とても重圧がのしかかった気分。 あまり嬉しくはないです。

そんな戯論を語る私ですが、最近写真と動画を本格的に始めることを考え始めています。趣味程度に始めた動画編集も今はいくつかの団体に依頼を受けるほどの趣味にアップグレードし、写真も少しずつ好きになってきました。

では、なぜ自分がメディア媒体に興味を持ったのか？

馴れ初めについて少し話しながら、今回は私自身が考える「本質」について綴っていこうと思います。

1. メディアと私

元々メディアには興味はありませんでした。ゲームやテレビなどの嗜好品はとても退屈で、幼少時代は読書を主に生きていました。そのせいか今だに周りの話題についていけないことも多くあり、今では後悔する部分もあります。

それでも、時代の流れと技術の発展には逆らうことができませんでした。高校入学時には携帯電話などのハード＋YoutubeやInstagramといったソフトの2大コンビネーションが私の時間を蝕んでいったのは振り返れば自明であり、今だにそのアリ地獄から抜け出せていないのも事実です。その中でも、特に印象的だったのが

Youtubeの15秒広告

大学1年の春にAdidas Originalsの広告を観て衝撃を受け、Youtubeで30回以上観続けた記憶は今でも脳裏に鮮明に焼き付いています。（誇張しすぎました）

なにに惹かれたのかと言うと、

Conciseness, Simplicity, Aesthetic Beauty

+

Story

幼少期から自分の意見を外に出すことが苦手だった私が外界に自分の思う世界を共有する媒体として良いと思いました。そして気づけば動画編集を始めてから1年が経ち、今では将来の就職先にオプションの一つとして入るまでの存在になりました。

2. メディアと本質

では、本題に戻って。本質とは何でしょうか？（ですます→である調に変わります）

「そのものとして欠くことができない、最も大事な根本の性質・要素」

↓

その前に、「『最も』『大事な』『根本』『性質』『要素』の定義はなんです？」

多分Wikipediaが言いたいのは、物事の主軸でありかつ客観的相対的に認められかついかなるバイアスも受けない普遍的な事実のことを本質を示したいのだろうが、果たしてそのような本質的なものとは存在するのか？（これについて考えると、いわゆる人間不信や鬱につながると思うので、思考はこの辺で止めておくべきかと）

しかし、簡単に言えば

表面的でなく、中心的であること

人間生活の多くは普遍的事実の具体化の1例であり、1例でしかない。すなわち、幼少期のコンフリクトも、恋愛、喧嘩、食事、買い物、ビジネス、裏切り、ゴシップなどの全てを取ってもそれらは全て具体例でしかなく、そこに本質的な行動はない。それらは全て5W1Hの要素を多少操作しても違和感なくフィットするであろう。（しかし全てが変容可能なわけではない。例えば人間を亀に変えたら根本が変わることは理解できるだろう）

しかし、本質とはそれらの具体例を抽象化した時に見える共通項。すなわち変容不可能な軸のことである。この本質は何人によっても変えることができないものであり、長い間「死・愛」などの抽象的な概念としてアリストテレスやプラトンなどの偉い哲学者（偉そうな）によって議論されてきた（であろう）。それらには答えはなく、最終的には主観的な意見だと私は思っているが、その本質について話すことで損することはない。

では、なぜメディアなのか？（である→ですます調に戻ります）

私の人生で達成したい目標の１つとして、

本質的な問いを問い続け、共有する

があります。これは、自分の見ている世界を周りの人にも共有したいという自己中心的な考えを綺麗に書いただけなのですが、要するに『自分の価値観を共有したい』だけなのです。それが私の生きがいになると考えています。なので、外界に共有する媒体の一つとして動画・写真はとても自分に向いていると考えました。なのでメディアに興味を持ちました。とても単純な理由です。

3. さいごに

さいごに、私のとても尊敬するアーティスト ASAP ROCKYの名言を共有してこの回を閉じたいと思います。

"Don't Judge Me By My Choices When You Don't Understand My Reasons."

>>>次回は「生きる意味」について考えてみたいと思います。