教育実習生が来ていて、私も少し指導に関わっている。 先週末は研究授業が立て続けにあり、5人の先生の授業を見学する機会に恵まれた。 教育実習生たちは限られた期間の中で、本当に精一杯取り組んでくれている。その努力にはいつも感心させられるし、指導教員の先生たちがどれだけ時間をかけてサポートしているかも感じずにはいられない。 そして、最終日の金曜日。ある学生さんの授業が、心に深く残った。 その授業は、どこかずっと見ていたい、そんな気持ちにさせるもの。一緒に見学した他の先生方も
今日は、少し仕事で感じたことを書こうと思います。 最近は若手の同僚と話す機会が増え、仕事を通じていろいろな方と関わることが多くなりました。そんな中で、人それぞれの考え方やアプローチがあることを日々実感しています。 支援学校では、3〜4人のチームで活動することが多く、年度ごとにメンバーが変わったり、やり方が異なったりすることもよくあります。そんな中で、ある若手の同僚が「新しい先輩とどうもうまくいかない」と相談に来てくれました。 彼は昨年度までその学年にいたメンバー。今年、
今、うちの学校では研究授業が次々と行われていて、今年は30人の先生たちが研究授業に挑戦している。 その全ての指導案を確認していると、もう夢にまで出てきそうなくらい。 学習指導案を見ていると、訂正を求めるポイントがある程度パターン化されている。 その中の一つが、「教科の目標」と「自立活動の目標」が混ざってしまうこと。 特に小学部では、生活全体に自立活動が広がっているため、この傾向が強くなりがち。 もちろん、それは決して悪いことではなく、むしろ日々の生活の中で自立活動に対して瞬発
前回の記事では、研修で「授業づくり」をテーマにした取り組みを、小さなステップから始めることの重要性についてお話ししました。 研究部の部長さんと話し合った結果、次の大きな一歩に進むことができました。部長さんが「これ、研究部の分掌会で話してみませんか?」と言ってくれたのです。 こうして、研究部の分掌会という場が設定され、私の考えを広げる大きなチャンスを得ました。この発表がさらなる展開を生むきっかけとなりました。 少し規模が大きくなったとき、どうやってより多くの人に響くか悩む
前回の記事では、研修に対する先生たちの悩みや、私自身が経験したNITSでの学びについてお話ししました。 今回は、その学びをどのように学校現場で活かすか、具体的なステップを中心にお伝えしていきます。 研修の効果を高めるためには、単に知識を得るだけではなく、それを実際の授業や教育活動にどう落とし込むかが鍵になります。 そこで、私が取り組んだ方法は、新しい教師の学び方『個別最適な学び』と『協働的な学び』についてあちこちで話をすることでした。 「これはとってもいいことだ」と思っ
「研修って、時間がないから正直ちょっと面倒だな…。」 あるいは「研修を企画したのに、参加率が思ったほど伸びないな…。」 こんなふうに感じたことがある先生、結構多いのではないでしょうか? 私は両方の立場を経験したことがあります。 先生の仕事は多忙を極めることを知っていますが、それでも新しい知識を得なければ、経験や勘だけではいつか限界がきてしまうし、スキルの幅も広がりません。 学校の先生には「自己研鑽」が求められています。 教育公務員特例法の21条には「教育公務員は、その職
一人ひとりに合った課題プリントで学習を進めたい。 でも、実際に何がその子にマッチするかは、やってみないとわからないことも多いのが現実。 そうなると、準備が大変で、気づけばプリントの山… 先生もそんな悩みにぶつかったことはありませんか? 私はあります。 そんな悩みを少しでも解消してくれたのが『ロイロノート』です。 支援学校では個別最適な学びを大切にしているけれど、実際には一人ひとりに合ったプリントや課題を準備するのは、忙しい日常の中では難しいこともあります。 でもロイロノ
授業をつくるとき、どこから始めるか悩むことってありますよね。 「秋だから秋祭りをやろうか」「球技の季節だからサッカーをやってみようか」って、題材から決めたくなることもよくあると思います。 でも、本当に大事なのは「この授業で子どもたちに何を学んでもらいたいか」という目標を先に考えることです。 目標を考えてから題材を選ぶ理由は、同じ目標でも、子どもたち一人ひとりに合った活動が異なるからです。 例えば、サッカーを通して目標を達成できる子もいれば、ボウル転がしの方がより学びやすい
支援教育の現場に初めて足を踏み入れたとき、不安と期待が入り混じった気持ちでした。実は、私の母も支援学校の教員で、幼い頃から支援教育は身近な存在でした。休日には母に連れられて学校に行ったり、運動会を見に行ったりした思い出があります。そんな経験があったからこそ、支援学校の教師になったのはとても自然な流れだったように感じます。 支援学校の教師になったきっかけ初めは地域の小学校で講師として働き、たくさんの子供たちと出会うことができました。講師としての契約期間が終わった後、母の知り合
はじめまして、つむぎこはるです!支援教育の現場で感じたことや学びを記録として残し、誰かの参考になればと思い、このアカウントを作りました。知的障害のある子どもたちと23年間向き合ってきて、たくさんの経験や感動を通して成長してきたので、これを皆さんに届けられたら嬉しいです。 このnoteで書いていくこと日々の支援教育の現場から感じたこと:日々の仕事で感じたことや思うことを素直に書いていきます。 ・支援教育の実践ヒント:日々の授業で使えるアイデアを書いていきます。 ・ご家族の