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C.C.サバシアという男

割引あり

歴史上、左投手では3人しかいない
3000奪三振を達成した
最強左腕C.C.サバシアです

1980年、カリフォルニア州で海軍造船所に
勤めていた
父コーキーと空軍基地で働いていた
母マージーの元に
生まれた
本名カーステン・チャールズ・サバシア・ジュニアは
幼い頃から野球にアメリカンフットボール、
バスケットボールなど様々なスポーツに
触れて育ちました。

生まれたときから4000グラム近くあった
大きな体格とは裏腹に
打たれた途端、マウンド上で泣き出したり、
感情的になる事が
多々あったため、精神的に強くなるよう母マージーは
厳しく教育、そのおかげで感情を常に
コントロールする事が
できるようになったそうです。

ヴァレーホ高校に進学するとバスケでは
パワーフォワードとして州を
代表する選手となり、アメフトではタイトエンドとして
オール・カンファレンスに選出されると
ハワイ大学は奨学生の
オファーを出すほどでした。

さらに野球では時速90マイルの速球を
投げ6勝0敗、82奪三振、防御率0.77と
圧倒的な数字を残しただけでなく、
打撃の方でもチーム唯一の
強打者としてファーストやレフトも守る
万能選手として
早くからスカウトの間で注目される
存在となっていました。

アメフトと野球を両立できる
契約になっていたハワイ大学に
進学予定でしたが、1998年、MLBドラフト1巡目で
クリーブランド・インディアンスから
指名されると進学を撤回、
プロになる決断をします。

ダイヤモンドの原石を手に入れた
球団はサバシアを綿密な育成プランのもと、
大事に大事に育てようと計画しました。

ルーキーリーグから始まり、
1A、2Aと順調にステップアップさせた
2001年、メジャーに昇格すると
4月8日のオリオールズ戦でメジャー初先発を
飾るとその後はローテーションに定着し
チーム最多の17勝をあげて地区優勝に貢献します。

惜しくも新人王のタイトルはイチローに譲りましたが
4年総額950万ドルで契約を延長、メジャーを代表する
左腕(さわん)としてのスタートを切ったのでした。

しばらくは肩の故障や精神面の不安定さもあり
思うような投球ができない日々も続きましたが
2007年、投手として成熟してきたサバシアは
19勝に209奪三振という圧倒的な成績で
エースに成長、投手として最高の栄誉
サイ・ヤング賞を受賞します。

あまり裕福な球団ではなかったインディアンスは
サバシアを抱え切れなくなり
ミルウォーキーブルワーズの若手4選手と
トレードを決めると、移籍先のブルワーズでは
ポストシーズン進出の原動力となりました。

さらにシーズン終了後のオフ、FA権を取得した事で
ブルワーズ、ドジャース、ヤンキースによる
争奪戦が繰り広げられると
最終的に当時の投手史上最高額7年
総額1億6100万ドルで
ヤンキースと契約し、ニューヨークに上陸します。

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