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【フランク・ボーリック】アナタはあの夜の事を覚えていますか?1打席にかけるスイッチヒッターはその集中力を発揮し勝負強い打撃と驚異の出塁率で今でも語り継がれる伝説の夜にアーチを描いた寡黙な助っ人

割引あり

おはようございます。
日本で戦うために、海を渡ってきた
愛すべき助っ人たち。

今回はフランク・ボーリックを
取り上げていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=RW15rdWgc-w&t=43s

1966年、アメリカ合衆国ペンシルベニア州で
生まれたボーリックは
ジョージア工科大学を卒業した1987年、
ミルウォーキー・ブルワーズから
9巡目指名を受け入団しますが
なかなか芽が出ずにいました。

移籍したモントリオール・エクスポズで
メジャー初昇格を果たすも
レギュラー定着には至らず
アナハイム・エンゼルスに移籍して
メジャー再昇格した1998年、
予期せぬ運命が動き出します。

この年、大砲不足に悩んでいた
千葉ロッテマリーンズは
一発が期待できるスイッチヒッターに
白羽の矢を立てると
年俸6000万円で契約、
身長178センチ、体重90キロと小柄ながらも
筋肉ムキムキなスラッガーは
海を渡ってきたのでした。

キャンプに現れた助っ人は
シュートやフォークボールを
低めに決めてくる日本人投手の
コントロールに翻弄され
なかなか結果が出ません。

その姿を見た里崎捕手は
「守備は下手だわ、全く打てんわ、
打席から離れてるわで、絶対活躍しないな、
なんで取ったんだ?」と思ったそうですが
開幕後も根気強く二軍でフォーム改造に着手し
日本の野球に対応するため
低く構えてホームベースを抱え込むような
独特のクラウチングスタイルを完成させた助っ人は
ようやく一軍にあがった4月14日のオリックス戦に
7回表から一塁手として途中出場、
8回裏にまわってきた来日初打席で
いきなりライトスタンドへ
決勝2ランを叩き込んだのでした。

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