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吸水ショーツのハナシ
最近話題の生理用品といえば、ナプキンいらずの経血吸水ショーツ!
サニタリーショーツとは別物です。
サニタリーショーツはナプキン使用が前提ですので、ショーツそのものが吸水するわけではありません。
ショーツタイプのナプキンもありますが、使い捨てですし、どう見てもおむつです……。
海外製のものは以前からありましたが、そこまで良い評判は聞かなかったのでずっとスルーしてきました。
しかし、国産のものが続々と発売され、レビューも増えつつあるのでこの機会にチャレンジしてみようと思います。
吸水ショーツのメリット
注目されている理由は、そのメリットですかね。
1.経済的
吸水ショーツを何枚買うのか、何年履くのかにもよります。
個人的には軽い日用は2枚、多い日用2枚、夜用2枚あったらいいなと思っているので、全部揃えたら3万は越します(笑)
一回の生理期間でナプキンはおおよそ25枚、金額にして400円として計算してみます。
年間で4,800円、30,00円に到達するには6年3か月。
6年もの間ショーツを買い換えないわけないので、ナプキンのほうが経済的ではありますね。
2.環境にやさしい
ナプキンやタンポンはプラスチック製品です。
1枚のナプキンにはレジ袋4枚ほどのプラスチックが使われています。
しかし、当然ながらリサイクルされることはない。
驚いたことに、海洋プラスチックゴミの5位だという。
生理用品の脱プラスチックは必須なのです!
3.荷物が減る
外出するときにナプキンを持っていく場合、ポーチや巾着に入れたりしますよね。
でも、流行のかわいいバッグはとても小さくて、スマホとミニ財布くらいしか入らない…。
ナプキンのためだけに大きめバッグに変えなきゃいけないなんて!
と、ちょっとしたストレス。
4.ムレやニオイ、かぶれなどの不快感が少ない
私がナプキンが苦手な理由、ナンバーワンはこれ!
「生理のニオイ」はナプキンだとキツくなる気がします。
むわっと湿気がこもるし、デリケートゾーンが荒れるし。
今マスク肌荒れでみなさんお悩みですが、ナプキンでも似たような状態だと感じます。
どの部分でも、皮膚は皮膚。摩擦は苦手なのです。
吸水ショーツのデメリット
1.洗うのが面倒
ゴミに捨てられるナプキンと違って、使用後は洗わなければなりません。
布ナプキンで慣れている方なら水が赤く染まるのも平気だと思いますが、ずっと紙ナプキンの方は視覚的にけっこうな衝撃を受けます。
これは何度か繰り返してるうちに慣れます。
2.乾きにくい
これが最大のデメリット!
梅雨時や真冬はなかなか乾きません…。
乾燥機もかけられないので、風通しの良いところで自然乾燥です。
乾きにくいので、洗い替えは絶対必要です。
3.衛生面が気になる
吸水ショーツが話題になるたび、「交換せずにまた穿くなんて無理!」という意見が出ます。
確かに抵抗ありますよね…。
使ってみた感想
1.コンフィッツ
初めての吸水ショーツは、お手頃価格のコンフィッツから試してみようと思います。
https://fran-de-lingerie.com/f/comfits
開封の儀とやらをやってみます。
届いたときは水色のビニール封筒に入っていました。
シンプルな紙のパッケージです。
ぱっと見は普通のショーツですが、持ってみると重みを感じます。
コンフィッツのheavyを購入しましたが、表面はregularと変わりません。
裏返すと、後ろ見頃のウエストゴムまで吸水面があるのが分かります。
クロッチ部分は天竺生地で、少し厚みがあってふかふか。
糸の始末がちょっと残念。
使用感
★★★☆☆
ショーツの厚みは、履いてしまえばまったく気になりません。
経血を吸収した後はサラッとしていますが、ある程度吸収した後は吸収スピードが落ちるようです。
しっかり吸収されていないとクロッチ部分に不快感を感じます。
吸収量
★★★☆☆
多い日の夜~翌朝にかけて丸一日着用しましたが、まったく漏れ無し!
しかし、ショーツに重みを感じ、クロッチ部分の吸収スピードが遅かったため就寝時のみの使用となりました。
推奨着用時間は12時間でしたが、私の多い日だと8時間程度が限界かも。
ニオイ
★★★★☆
脱ぎ履きするときに一瞬ニオイがあるかなってくらい。
ほとんど気になりません。
お手入れ
★★★☆☆
裏返して揉み洗いし、水が透明になるまで3~4回すすぎます。
その後洗濯ネットに入れてほかの洗濯物と一緒に洗いました。
乾きにくい…ですね。
どうやら、脱水時間を長くしてタオルドライを推奨しているようです。
2.ベア シグネチャーショーツ
お次は、ベア シグネチャーショーツ。
商品より二回りくらい大きなダンボールで届きました。
横漏れが恐怖なので、ボクサータイプは心強い!
お腹の部分は、テラヘルツ鉱石をパウダー化し、プリントされた温もり設計。
後ろはウエストゴムまで吸収体があり、後ろ漏れや伝い漏れを防いでくれます。
クロッチ部分はウィングポケット付きなので、布ナプキンの併用ができます。
すすぎが簡単なセパレート設計。
縫い留められているのはウエストと股部分のみです。
コンフィッツと比べて薄い!
使用前に一度洗濯します。吸水力を高めるためにも必ず予洗いをしましょう。
後から知ったのですが、私が購入した直後にリニューアルされたようです…。
なので、この感想はリニューアル前の商品の感想となります。
使用感
★★★★☆
タグが痒い、脚の付け根が時々変に締め付ける。
経血を吸収した後はサラッとしています。
使用時間が経過するごとに、ムレを感じるように。経血量が多い日だったためと思われます。
吸収量
★★★★★
一番多い日の夜~翌日にかけて丸一日着用しましたが、まったく漏れ無し!
寝てる時のストレスフリー具合が嬉しいですね。
ニオイ
★★★★☆
脱ぎ履きするときに一瞬ニオイがあるかなってくらい。
ほとんど気になりません。
お手入れ
★★★★☆
裏返して揉み洗いし、水が透明になるまで3~4回すすぎます。
他の洗濯物と一緒に洗っても大丈夫なようですが、心配なのでショーツのみで洗濯しました。
柔軟剤は使わないほうがいいようです。
筒状になるように吊るして室内干し。
コンフィッツや布ナプキンに比べて早く乾きました。
まとめ
コンフィッツとベアシグネチャーショーツを使ってみて、まず感じたこと。
「ナプキン交換しないって、ラク!」
懸念していたニオイも、ナプキン使用時のほうが気になるかも。
良い点
・紙ナプキンと比べると……
ナプキンを交換しないので、荷物が減る・ゴミが出ない。
・布ナプキンと比べると……
洗濯の手間は変わらないが、枚数が減る。
・月経カップと比べると……
取り出したり挿入したりする手間がない、手が汚れない。
マイナス点
商品にもよるが、洗濯後乾きにくい。(乾燥機の使用はNGです)
生理期間中、ずっと吸水ショーツで過ごすとなると、かなりの出費になる。
吸収量が限界に近くなると着用時の不快感を感じる。
以上が、吸水ショーツを使ってみて感じたことです。
参考になれば幸いです!