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令和五年 五月(西暦6月18日〜7月17日)

令和五年五月(西暦6月〜7月)

何と今月も御言葉頂戴致しましたが、今回は多少「和月」についての由来なども交えてお伝えさせて欲しいそうですのでご興味のある方は「由来」閲覧されながら梅雨の雨音などに耳を傾けて、のんびりとご覧ください。

『5月・皐月(さつき)』

皐月の花

皐月の花言葉

『節約』『貞淑』『節制』『幸福』『協力を得られる』

さつきは、渓流沿いの岩肌などの厳しい環境を好んで生息します。川が増水して水をかぶっても流されないような、低い姿勢で自然の厳しさに耐えている姿から「節制」「節約」などの花言葉がつきました。

皐月とは
明治初頭より陽暦(新暦)を採用した日本では、12か月を1月〜12月の数字で表しています。しかし古来の日本では、各月を季節感がわかるような和風月名で表現しており、その5番目の月を「皐月」としていました。現在の日本では、これを陽暦(新暦)の5月に当てはめ「皐月=5月の別名」として用いています。
陰暦の5月は、陽暦の5月と時期が違います。陽暦は陰暦から1か月ほど遅れています。陰暦の5月は、陽暦の5月下旬から7月上旬頃、ちょうど梅雨の時期に当たります。

皐月の語源・由来

皐月は旧暦における5月のことで、読み方は”皐月(さつき)”になります

田に早苗(若い稲の苗)を植える月という意味の”早苗月(さなえづき)”からきている説が有力です。

稲の苗というのは田植えができるようになるまである程度育てる必要があって、田植えを行うことができるまで育った苗のことを”早苗(さなえ)”と言います。

そしてこの時期は田んぼに若い稲の苗である早苗を植える月ということから、早苗を植える月なので”早苗月(さなえづき)”となりました。

その”早苗月”が略されて旧暦の”皐月(さつき)”になるのですが、もともとさつきの”さ”という字自体に苗植えや耕作の意味があります。

さらに皐月の”皐”という漢字があてられているのも、”皐”という字には”神に捧げる稲”という意味があることから皐月となったようです。

皐月の別名

旧暦の月名である皐月(さつき)ですが、実は皐月という名称以外にも別名がたくさんあります。

いまだと5月のことは5月としか言わず別名はありませんが、昔は月名に生活や季節に関連する呼び方をしていました。

そしてその月を表す名称もひとつやふたつではありません。

では皐月の別名には一体どういう名称のものがあるのかを見ていきましょう。

仲夏(ちゅうか)

皐月が別名で仲夏(ちゅうか)と呼ばれるのは、夏の真ん中という理由から

旧暦における季節では4月・5月・6月が夏となっており、
仲夏の”仲”という字には”真ん中”という意味があります。

ですので仲夏は夏(4月・5月・6月)の真ん中という意味になるため、
旧暦の5月である皐月の別名として仲夏(ちゅうか)と呼ばれています。

ちなみに挨拶などで”仲夏の候(ちゅうかのこう)”と使用するときがありますが、
だいたい6月初め~7月初めにかけて使われることが多いです。

皐月は旧暦では5月のことを指していますが、
現在の暦では5月下旬から7月上旬ぐらいの時期なのでだいたい合っていますよね。


早稲月(さいねづき)

皐月が別名で早稲月(さいねづき)と呼ばれるのは、早熟の稲を植える月という理由から

早熟の稲というのはつまり早苗(さなえ)のことであり、
早苗を植える月である”早苗月(さなえづき)”と語源的にはほとんど同じです。

なので”早苗月(さなえづき)”と”早稲月(さいねづき)”で、呼び方が多少異なるだけですね。


橘月(たちばなづき)

※橘(たちばな)の花の写真

皐月が別名で橘月(たちばなづき)と呼ばれるのは、橘の花が咲く月という理由から

橘の開花時期は現在の季節でいう5月~7月あたりになるので、旧暦の5月である皐月の時期(5月下旬~7月上旬)とだいたい合っています。

他の皐月の別名(箇条書き)

”仲夏(ちゅうか)”、”早稲月(さいねづき)”、”橘月(たちばなづき)”以外にも、皐月の別名として呼ばれている名称について下に箇条書きにしてみました。

<皐月の別名こんなにあります。>

  • 早苗月(さなえづき)

  • 授雲月(じゅうんづき)

  • 田草月(たぐさづき)

  • 月不見月(つきみずづき)

  • 吹喜月(ふききづき)

  • 悪月(あくげつ)

  • 雨月(うげつ)

  • 開明(かいめい)

  • 啓月(けいげつ)

  • 写月(しゃげつ)

  • 鶉月(うずらづき)

  • 梅夏(ばいか)

  • 梅月(ばいげつ)

  • 長至(ちょうし) などなど

※上記以外にも皐月の別名は数多く存在しています。

まとめ
5月の異名、異称は田植えを意味するものがいくつもありますね。
私たちの食生活に欠かせないお米の苗を植えるというのは、今も昔も日本人にとって重要な農作業です。
神に捧げる稲という意味の「皐」という漢字をあてたのも、それだけ稲が重要なものだということなのかもしれません。
秋には収穫を迎える稲が、すくすく成長するように願いたくなる季節ですね。

お待たせしました!
結構遅れての御言葉ではありますが
癸卯開始の正月であり睦月
御言葉を噛み締めてご参照下さいませ。

今月も一月から御言葉をお伝えします。

一月

白は純粋と言われている黒も又、純粋を表す。
全く違う様に見えていても実際には同じ意味を表す表現が多い。紛らわしくあるが嬉しくもある矛盾も又しかり。一つの事で思うよりも多種多様になれなくても極端でも二つの選択はいつでも側にいる。

道具 メモ帳
色 桃🍑
数 3

二月

時には面倒なことから目を背けられない事もある
面倒であっても必ず必要であることは繰り返し巡り巡って己の事を苦しめる事もある。だがそれの苦には乗り越えなければならない大切なメッセージが含まれていることも覚えていてください。

道具 箸
色 水色🩵
数 4

三月

曇り空は雨を降らせるとは限らない
自分の価値観や常識が全てではない。常識とは、その場所、国、町によっても異なる。特に国ともなれば文明 人同士であっても育ってきた環境により全く思考がことなるのだ。自分の枠を捨て進め。

道具 ハサミ
色 紫色🟣
数 8

四月

心より感謝し言葉に出して伝えよ
感謝の気持ちだけでは人には伝わらない。感謝したでは、自己満足に過ぎず、言葉に出せば相手に伝わり笑顔と変わりて幸をもたらす言葉「言霊」となろう。そうすれば運も巡り順次上手くいく。

道具 鏡
色 青色🟦
数 6

五月

砂浜に探すは至難のわざ但し闇夜探せば見つかる
明るい場所の方が見つかりやすいものくらい場所のほうが見つかりやすいものそれぞれ違う。光を反射、あるいは発光するものであれば闇夜の方が見やすく探しやすい。常識では見えぬものもある。

道具 針
色 朱色
数 7

六月

昼と夜とでは何が異なるか己の心に問え
成功する道標にこそ己が心答えを知っておる。他人の意見も大切ではあるが己が気持ち心にも大切な答えがある。己が人生の選択であれば尚更に。但し、その場では人生の選択と思わぬこと多し。

道具 紙
色 赤色🟥
数 5

七月

闇夜の三日月は美しい
煌々と輝き特別感を出すも良いが恨みつらみをかいやすい。輝きは闇にこそ映える。周りが明るく輝いていては、その輝きはくすぶりを見せ本来の輝きなし。個性を出すが良い。最も輝きを美しくする。

道具 ペン
色 黄色🟡
数 7

八月

流れに乗るには己の信念を貫け
社交的であることや協調性も必要であるが、それ以上に必要なのは己の信念。信ずるとは人に言うことであり心を伝える事である。そして念とは今ある心。今ある心を伝えよ。

道具 電話
色 茶色🤎
数 3

九月

花の様に美しく舞え
注目を浴びることをせよ。己が思いだけでは理解されぬ思いを言葉に出しても満たされぬ、全身全霊で伝えよ。諦めた時に全ては終わり次へのステップとはならぬ。終わらせるのなら次を考えよ

道具 洗濯バサミ
色 赤🟥
数 4

十月

透き通る水の様に心隠さず進め
下手に隠せば己が信頼無くし誤解を招く事態となる。釈明の手間を省き己が道を進むためにも隠さぬのが良いと知れ。信頼を沢山得ると共に己が目標に協力者まで現れる。

道具 メガネ
色 桃🍑
数 8

十一月

闇夜に舞うは蛾か天女か
今だけは月を愛し大切にせよ、さすれば月讀宮の加護により願望成就や協力者も現れようぞ。新月、満月を大切にすることはもちろん引潮、満ち潮にも目を向けよ。面倒ごとは引潮に嬉しき事は満ち潮にせよ

道具 望遠鏡
色 黒🐦‍⬛
数 0

十二月

夕焼けに照らされる夕立のあと
夕刻にこそ己の力小さくなる。心を清め光で満たせば心身ともに美しく健康になろうぞ。先ずすべし事は浄化。部屋中の空気の入れ替えや掃除を行い清々しく過ごせば運気も上昇するであろう。

道具 棒
色 白🤍
数 9

御言葉受け取り方

受け取り方次第では全ての言葉がキーワードや切っ掛けに繋がりますので前向きにご自身の生まれ月を、御覧下さい。月始めの場合には先月(一月上旬の場合には十二月生まれ)月末生まれの場合には次月(十二月下旬生まれの場合には一月生まれ)も重ねて御覧下さい。

月祭事

心の儀とは

祈願の儀で立てた願望の進捗状況などを御祭祀へお伝えすると共に1ヶ月間の自分自身へはもちろんの事こと関わりがあった全ての人もの時間全てに感謝を伝える祭事となっております。

次回
西暦2023年 7月17日(旧暦五月二十九日)

祈願の儀とは

夢や目標に沿った祈願を行いますが、ある意味、自分自身への再確認と修正を皆さま意識されているようです。

次回
西暦2023年7月18日(旧暦六月一日)

お申込みお問い合わせは皇圓明流のサイトより


お知らせ

夏至の儀
2023年6月21日(水曜日)

端午の節句
2023年 6月22日(木曜日)

夏越祭・生誕祭・七夕祭
後日お申込み募ります

夏越祭
2023年8月15日(火曜日)
     16日(水曜日)

御祭祀誕生祭
2023年8月16日(水曜日)

七夕祭
2023年8月22日(火曜日)


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マニアックなうんちく

二十四節気

旧暦は、閏月のを入れることによって暦と実際の季節の関係を調整したと述べましたが、 それにしても、閏年の前と後では、同じ月日でも30日近く季節が異なってしまいます。 これでは暦を元にして農業などを行うわけにはいかなくなってしまいます。
そのため、暦の中に季節を表すものを入れて、この不都合を防ごうとしました。これが二十四節気です。
二十四節気は、立春、雨水、啓蟄、春分・・夏至・・秋分・・冬至・・大寒と、全部で24あります。 二十四節気は、太陽が一年で一回りする道筋(黄道)を24等分(太陽黄経の15度毎)し、 太陽がこの点を通過する日時によって決まります(定気法)。
このため、二十四節気が暦に記されていれば、そこから季節を知ることが出来ます。

注意
二十四節気の求め方には、1年を単純に24等分して求める恒気法もあります。

下の表は、季節毎に二十四節気を分けたもので、それぞれ節、中の別及び太陽黄経(単位は度)を与えたものです。

二十四節気の名称等

春  夏    秋   冬

立春 正月節  315
雨水 正月中  330
啓蟄 二月節  345
春分 二月中    0
清明 三月節   15
穀雨 三月中   30
立夏 四月節   45
小満 四月中   60
芒種 五月節   75
夏至 五月中   90
小暑 六月節  105
大暑 六月中  120
立秋 七月節  135
処暑 七月中  150
白露 八月節  165
秋分 八月中  180
寒露 九月節  195
霜降 九月中  210
立冬 十月節  225
小雪 十月中  240
大雪 十一月節 255
冬至 十一月中 270
小寒 十二月節 285
大寒 十二月中 300

上の表のとおり、二十四節気には「節」と「中」の区別があり、節と中が交互に並びます。 「節」は季節を表し、「中」月名を決めます。
表によれば雨水は「正月中」となっていますので雨水を含む月が「正月」となり、原則的には以下同様にして月名を決めることが出来ます。

ただし、恒気による二十四節気では、中と次の中までの間隔は1月の長さを決める月の朔望周期(満ち欠けの周期)より長いため、 「中」を含まない月が出来ることがあります。このように、「中」を含まない月を「閏月」といいます。
更に、二十四節気を定気によって定める場合は、中と中の間隔が一定でなくなり、 1月よりも長くなる場合と短くなる場合の両方があります。
このような場合は「中」によって月名が決まるといった原則が崩れてしまいます(1月に2つの「中」が入ることもあるため)。
このため定気の場合は「冬至は11月、春分は2月、夏至は5月、秋分は8月にするという一条を加えて、これに反しない範囲で適当な月に閏月を配置します。 現在言うところの「旧暦」は、明治の始めまで用いられた天保暦をもとにしたものでしょうから、 閏月を計算だけから一意に決めることは出来ません。

旧暦は月日は月の満ち欠け(太陰)から決め、季節は太陽から決める方式をとった「太陰太陽暦」の一種なのです。 現在でも、二十四節気は、季節を示すために用いられることがありますね。


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最後に

銭洗場作成による御寄付募集のお知らせです。


皇圓明流


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