「太陽のような人」という形容がよく似合う人はたくさんいる。自分の周囲にも思い当たる人はいるし、表舞台に立つ人にも数多いるだろう。明るい人、天真爛漫な人、輪の中心にいるような人。そういう人の眩さに私たちは「太陽」と名前をつける。その眩さが分かりやすく伝わる形容だから。 長尾謙杜さんを初めて生で観た瞬間、本当に自然に、何も意識せず、気づいたら「太陽だ」と思っていた。明るいからとかそういう理由からではない。 その圧倒的な光力と、引力。 恒星らしく輝きを放つ謙杜くんは本当に太陽
10年前の私に自分の性格を聞いたら、きっと3つ目くらいに「飽き性」と言う。 好みが続かない子どもだった。好きな色、なりたい職業、好きな芸能人、欲しいもの。すべてがコロコロと変わって、親に何かねだると「どうせすぐ飽きるんだから」と諫められ、不貞腐れながらも反論できずに黙り込む。 だがどうだろう。あれから10年、あなたはずっと同じ人を見つめているよ。 あなたが大好きになったひと。憧れを覚えたひと。たくさんのことを教わったひと。そのひとは今も私の人生の真ん中に存在し続けている
