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確率は二分の一

大学時代の話(名前は仮名)
ちなみに私は理系。

麻雀のメンツを探しに、私と渡部と羽田の3人で山田のアパートに車で行った。あいにくと留守だったので、アパートの前で山田が帰ってくるのを待つことにした。
しばらくして、遠くから誰かが歩いて来た。
すると突然、

渡部:二分の一やな。
私 :??何が二分の一?
渡部:あっちから来る奴が山田である確率が二分の一や!
私 :何を訳の分からんことを言ってるんだ。二分の一なわけないやろ。

だけど、渡部(文系)は私をたしなめるように言った。

渡部:いや、絶対に二分の一や。いいか、良く聞けよ。あっちから来る奴は山田であるか山田でないかや。だから確率二分の一や!

何をあほなこと言い出すんやとあきれたけど、ここは一つ、理系の私がちゃんと説明してあげようと思って口を開こうとしたその瞬間、今まで後部座席で沈黙を守っていた羽田(こいつも文系)が喋った。

羽田:そやそや、渡部の言うとおりや。

二人ともマジなんだな、これが。
2対1で押し切られてしまった。(-_-;)
この話を妻にしたら、

妻 :え?二分の一じゃないの?
私 :おい!3対1にするなよ。お前も文系かあ。

今では私も二分の一でもいいかなあなんて。
はっ!いかんいかん。変な考えを抱いては。
いやはや、文系パワーおそるべし。

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