皿に乗ったリンゴ
今年こそは小説家になりたいと思い、今年から文章を書く練習をしている。まあ、昨日は1行しか書{か|け}なかったし、今日も昼過ぎまでしっかり寝ていたけれど。そんでもって、はやみねかおる先生の「めんどくさがりなきみのための文章教室」という本を改めて読み直しているのだが、P.99に登場するトレーニングで「皿に乗ったリンゴ」について200文字以上で表すというものがあるのでせっかくなので挑戦することにする。
「皿に乗ったリンゴ」
家にリンゴがそもそもないので、インターネットで画像検索することにした。「皿に乗ったリンゴ」というそのまんまのキーワードで画像検索したところ、丁度よい画像がヒットした。しかもフリー素材。これで炎上して焼きリンゴにならなくて済む。素晴らしい。その画像こそ、記事タイトル画像にもなっているこちらの画像である。
さて、このリンゴについて文章で表さなければならない。面倒くさい。本では五感を使って、文章を読んだ人に伝わるよう書けと書いてある。はあ、大変だ。だからこそのトレーニングなのだと自分自身に言い聞かし、真面目に取り組むことにする。
白いテーブルに置かれた白い紙皿の上に赤いリンゴが乗っている。リンゴ自身の影がリンゴの真下に少しだけ伸びている。つまり、光源は真上だ。この写真を撮った人物はどんな気持ちでテーブルの上に紙皿を置き、皿にリンゴを置き、光源が真上になるよう調整して写真を撮ったのだろう。と書いてみたはいいものの、実際の撮ったときの気持ちであるところの「フリー素材用の写真を撮ろうと思って撮りました」とか言われたところで「はあ、そうですか、そうですよね、変なこと聞いてすみません」としかならないけれど。
と、ここまで書いて500文字になった。小説家のへ道は、果てしなく遠く、そして厳しい。
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