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【コラム00】竹弓への愛を語る①

本来であれば、弓具全般に対しての愛を語りたいところですが、
竹弓に厳選しなければ、どれくらいの文字数があっても足りないので、
苦渋の決断の結果、竹弓に絞ることにしました。

もちろん、グラス弓もカーボン弓も好きです。
弽も矢も大好きです。
いつかタイトルが「弓具への愛を語る」になる日が訪れることを願っております。

竹弓の素晴らしいところ

竹弓のどんなところが私を惹きつけるのか?
その答えに辿り着くには、まだまだ未熟なようです。言語化するには私の語彙力では到底不足していることに気が付きました。

弦を張ったときの弦通りを見ても、
適度な入木になってて、万人受けするだろうな~
入木が強いけど、これはこれで好き
首の辺りでちょっと曲がりがあるけど、火入れすれば矯正できなだろうな~
上下で入木と出木のバランスが悪くて、どんな使い方をしていたんだろうな~
などなど、いっぱいあります。

張顔はさらにたくさん出てきますね。
上下のバランスが素晴らしい
弦と関板の間隔が狭いけど、これ以上の矯正は….
下が立ってるの、とても好き!
ちょっと待って、これ以上矯正すると、バランス崩れる
成りと反りの境目が分からん
この弓師、前とが変わった?
もうキリがないですね。

引成りで上下のバランス良く丸くなっていたら、それだけで感動しちゃいますよね
射手と同じくらい弓の成りの変化を見ることもあります
大三への受け渡しで上下が動き、引き分けで大きく湾曲して、握りを中心に円を描く、そんな弓が私は大好きです
胴が強くて、上成り・下成りから上下にかけて反りが強い弓は好みではありません
逆に、そのような弓を好んでいる人もいます
好みも人それぞれ、それが竹弓なんです!!


不思議と増える竹弓

覚えておいてほしいのですが、私はコレクターではありません
そのため、揃えるために購入する、とったことはしたことがありません
1張り購入するにしても、10万円程度はかかりますから。。ゲームやカードやグッズと比べるには、ちょっとお高いです
しかし、なぜか、いつの間にか増えてるんですよね~。不思議なことです。

購入方法はお店で購入する、弓師から購入する、譲ってもらう、の3つだけです。他の人もやってることですね
オークションなどで購入したこともありますが、成功例がないので、やめました。いい勉強になりましたね

どんな弓を購入してるか、というと、自分が引いてみたい、と思った弓です
ニベ弓だったり、カーボン内蔵だったり、〇〇成りだったり、〇〇が打った弓だったり、基準は人それぞれでしょう

この”引いてみたい”っていうのが厄介ではあります
自分が気に入ればいいですが、万が一気に入らなかったどうしましょうか
他人に割引して譲渡する、という方法がお金の回収はできますが、それは竹弓を愛してる、とは言えないと感じるんです
自分に合わなかった。次の弓を探そう。のサイクルはいつか自分を破滅させます
どんな道具にも自分が購入したからには愛情を注いで育てていく
もし卒業するときがあるなら、それは自分よりも相応しい人が見つかったときに他ならない、と思ってます
引いてみたいけど、自分は愛情をもって使っていくことができるだろうか?
というのを考えると、自分が納得できるときしか購入はできないですよね

例えるならば、
便利機能に惹かれて家電を購入したがいいけど、思った以上に便利機能を使う機会が少なく、基本機能しか使ってない。勿体ないことをしたな、、、なんて思ったことはありませんか?
一時の衝動で購入した時の末路は竹弓も一緒なんだと思いました

手放すことを否定しているわけではありません
弓力が合わなくなってきたら、保管しておくよりは使ってもらえる人に譲ったほうがいいこともありますし、
今後の若手の成長のためには断腸の思いで見送ることもあります

最後に
1600文字くらいが1分で読める文章量らしいです
思ったことを綴るときは1分で読める量にしていきます

さあ、みんなもいつかは竹弓をつかっていきましょう!


第2弾はこちら
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