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【雑談】ご褒美♪ご褒美♪ご褒美♪

夏と冬はちょっとしたご褒美が貰える季節です。
夏は自動車税や固定資産税で減った数字の補填、あるいはお盆の旅行資金になるでしょう。
冬は忘年会と新年会の戦の準備、あるいは年末年始の帰省資金になるでしょう。
貯金に回すという選択もありです。
では、夏冬のご褒美をちょっとだけ竹弓に投資してみませんか?

そう、投資なのです。
まずは投資とは何かを勉強しましょう。

投資とは、「利益を見込んでお金を出すこと」です。

投資は余裕資金から捻出することが原則です。生活費を切り崩すことはご法度です。
弓具を買ったら生活できません!!では本末転倒ですからね。

積立NISAやiDeco、積立型保険も投資です。FXや株も投資です。
ふるさと納税も見方によっては投資といってもいいでしょう。
これらはお金を元手にお金が還元されるものです。
将来の価格高騰を見込んで商品を購入しておき、必要なタイミングで売ることを投資に含んでいいかは微妙なところです。(転売との境目は曖昧ですね。)

弓具の投資

金銭の利益のために弓具を購入するというのはメリットが無いでしょう。
誰かの手に一度渡ると定価より下がります。
それが新品だろうと定価より高くなることは稀です。
貴重な弓具を大量に購入することは難しいですし、高騰を予測することもできません。
なにより、この記事を読んでくださる人は弓具フリークだと思ってるので、使いたい欲が勝ると思うのです。
独占するよりも多くの人に使ってもらいたい、それが弓引きだと思ってます。
(実際に竹弓を転売しようとすると送料がかなりかかるので、最低でも新品の1.5倍くらいの価格設定をしないといけないですね。そこまでして欲しい竹弓なら購入者の否定はしませんが、、、一から自分で育てたほうが楽しくないですか?)

竹弓への投資術3選

いよいよ本題です。

”竹弓を扱う=技術が向上する”
という図式が成り立ちます。
いや、成り立つという考えも持っています。

ここで技術とは、射技だけではなく道具の扱い方も含まれます。
射手だけでなく、弓師の技術にも波及します。結果的に、より良い弓が生み出されるのです。
では、投資術を3つ紹介します。

竹弓貯金をする

自分への投資です。
いつか竹弓を購入する!という強い決意のもと、日々の節約を頑張って、ご褒美が出たらちょっとだけ多めに貯金に回します。
3年もすれば1張り分にはなると思います。

〰3年後〰
さぁ、軍師金をもとにお店に行きましょう!
店頭に並んでる弓、十分に張りこまれた弓があなたとの出会いを待ちわびています。
竹弓を扱えば、例えば合成弓以上のふんわり手の内が、射の精度の向上が、反動の無さの感動が、竹弓の育て方が、、、あなたの手に入るでしょう。


竹弓を注文する

前述の自分への投資+弓師への投資です。
迷ってる暇はありません。まずは竹弓を注文に行きましょう。お金を貯めるのは注文してから始めればいいのです。
お店に来てしまっても、張り込む期間があるので、すぐには手元には来ません。安心してください。
余裕資金がある人は貯蓄+ご褒美で購入してもいいかもしれません。

合成弓からの移行だと、竹弓の扱い方を覚える絶好のチャンスです。
射技の見直しも一緒にやりましょう。

竹弓の注文をするということは、弓師の生産数が増えるということです。
需要がなくなっても生産するわけにはいきませんから、基本的には需要が増えれば供給がなくなることはありません。
この需要を維持することで、弓師はより多くの弓を打つことになります。
その中には普段は打たないような弱い弓や強い弓があるかもしれません。
強い弓を要求するのに幅を狭く、などの無茶な注文もあるかもしれません。
材料の吟味の段階で狙った強さにできる技術が身につくかもしれません。
こういう無茶な注文をする人がいるからこそ、経験があげっていくものだ、と職人には教えられることが多いです。(弓師に限らずです。)

弓師の元へ行く

自分と弓師の最大効果を得る投資です。
何にお金を出すかって、、、まずは交通費です。次に時間です。
弓を注文するかどうかは別にして、自分の持ってる竹弓について状態を見てもらうのはいい勉強になると思います。竹弓のセカンドオピニオンですね。
竹弓についてあれこれ知識アップするので、お金と時間を費やした対価に匹敵すると思います。最初は理解できないことでも、一度自分に落とし込んで疑問が出てきて、次に伺ったときにさらに理解を深めて、無限に進化していきましょう。

そして、竹弓を注文することになったら、弓師さんと真剣に相談です。
オリジナルですから、強さ・厚み・幅は自由自在です。組み合わせは無限大です。(それでもあり得ないほどの組み合わせはできません。)
射手の希望を聞きながら、その人にあった弓を打つことは容易なことではありません。例えば、胴をちょっと弱く、下をあまり強くしないで、の要望もあります。射手のイメージする”ちょっと”と弓師のイメージする”ちょっと”
のすり合わせも大変です。そこに狙って打つこと自体が技術が必要ですから、強さだけを指定されて打つ弓よりは経験を積めるのではないかと思います。

投資っていう変なワードを使うこともなかったな、と思いながら書いてました。ちょうどこの時期は投資の勉強をしていましたので、背伸びしてみたかったのです。お許しください。
それでは、次の雑談でお会いしましょう!







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