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【コラム】弦輪の向きの意味★


この記事を書いてる間中、当時のことが頭から離れず、
”ああはなるまい”と思って常に注意しております。

どんなことがあったか・・・講師の先生が弓の弦輪の向きをダメ出ししておたのです。それも受講生の視線が集まる前で、です。(弓右衛門はセーフでした。)

こんな感じです。(フィクションが入ってます。)

とある講習会での出来事

~休憩時間中~
講師の先生が弓立てに近寄り、受講生の弓を眺めております。
顔を上下に動かし、次の弓立てに移動します。

~座学開始~
受講生を集めて、先生が座学を始めました。
まず、弓立てまで歩いていき、「この弓は誰のものですか」と持ち主を尋ねました。
受講生が名乗り出ました。
講師は竹弓を手に取り、弦通りを確認して、尋ねました。
「この下の弦輪の向きは逆になってますが、意図があってのことですか」と。
受講生は首を傾げていました。
講師はうなずき、「弦輪の向きが正しくないので、弓がおかしくなっています。」といって、解説を始めました。

おそらく、他の人も同じ弦輪の向きの人がいたかと思います。
たまたまその受講生の弓が目に留まっただけですが、ほかの人からはその人が竹弓を扱うには相応しくない、という風に映ってしまったのです。

弦輪でみる力の向き

講師の解説は以下のことを掻い摘んだものでした。
どんな内容だったのでしょうか?詳しく確認していきましょう。

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